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国内外のタブレット大集合! ベストバイ決定戦! 第1回

Android三強 vs Windows7

国産タブレットガチンコ勝負! 最強はどれだ!?

2011年12月14日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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PCとテレビのノウハウがふんだんに詰め込まれた
REGZA Tablet AT700

 東芝から12月10日に発売されたばかりのAndroidタブレット「REGZA Tablet AT700」。10.1型で厚さ7.7mmのフルフラットボディが特長的。重量も約558gと軽い。開発ではREGZAとdynabookの両方のノウハウを投入し、REGZAからは高画質化・高音質化、dynabookからは薄いボディーにハードを詰め込む技術。そのふたつが融合したエンタメなタブレットといってもいい。

 CPUはTi「OMAP 4430」(1.2GHzデュアルコア)、メモリ1GB、内蔵ストレージ32GBという構成。10.1型タッチパネルは視野角が広く、解像度は1280×800ドット。バッテリー駆動時間はカタログスペックで約7時間。

 画面サイズを見てみるとA4冊子を一回り小さくした、幅256mm×奥行き176mm×厚さ7.7mm、それと重量が約558g。ある程度大きなカバンであれば、場所を占有せずに持ち運びができる。繰り返しになるが、厚さ7.7mmなので、隙間に滑り込ませてしまうため、携行性はすこぶるいい。また薄くて軽いとなると堅牢性が不安になるが、その点はゴリラガラスとマグネシウムボディーでクリアしている。

フラットボディーで、背面はヘアライン加工と高級感に溢れる。ロゴも自己主張が少なく、自然でいい感じ

左側面には入出力。左からヘッドフォン端子、microUSB、microHDMI、microSDスロット

右側面には回転ロックスイッチ、ボリューム、電源ボタンがある。アイコンプリントはナシ

厚さ7.7mmは国産Androidタブレットの中でも最薄!

フラットなボディーなので持ちにくいかと思いきや、意外にもフィット感がよかった

本体の軽さもあって端を持っても「刺さる」感覚はなし。なお、重心は本体正面から見て中央からやや左側

PCとの接続、充電は専用端子を利用する。規格的にはUSBとほぼ同じとのこと

実際の操作風景。こう、背面が見事にフラットだと「痛化」したくなってくる

入力面では手書き入力もサポート。テキトーに書いた文字もけっこう認識するため、メモ書き時に活躍してくれそうだ

 REGZAといえば、画質へのこだわりが真っ先に思い浮かぶ。AT700もソフトウェアで画質を強化する「レゾリューションプラス」を搭載し、写真や動画をキレイに楽しめる。加えて、環境光センサーで状況を検知し、状況に合わせて見やすい映像に自動調整する機能もアリ。またスピーカーにも注力。「Audio Enhancer」で補正し、小型で薄いスピーカーでありながら、ハッキリとした高音・低音を再現してくれる。

 エンタメ面を見てみると、REGZAブランドとのリンクを売りにしている。「レグザリンク・シェア」で、テレビをAT700で視聴したり、Twitterの画面を番組の横に表示し、ハッシュタグを利用して同じ番組を見ている人と実況の気分を味わえるといった用途を提案している。少し解説すると、録画番組を出先で見るというのはもちろん、放送中の番組視聴、REGZAに関するディスプレーやレコーダーのリモコン操作もできる。それらを実行できる「RZタグラー」「RZライブ」といったアプリは東芝のウェブサイトから提供されるので、自宅のAV環境がREGZAであればすぐにAT700を組み込めるというわけだ。

 またREGZAタブレットでの新しいライフスタイル提案のサポートとして「Toshibaプレイス」も用意。アプリや電子書籍だけでなく、映像やアクセサリ、ゲーム、サポートなどのポータルサイト。電子書籍では専用の読み上げアプリが用意されており、どんな文章でも自然に読み上げる。今後は読み上げに有名声優の起用も検討中だという。

画面が7型で、持ち運びに最適な
REGZA Tablet AT3S0

 ボディーサイズはAT700よりもコンパクトな7型モデル「AT3S0」も発売中だ。厚さは12.1mmと、AT700の7.7mmよりも分厚いが、重量は約379gと軽くなっており、省スペースを考えるならAT3S0を選ぶのもアリだ。

 映像・堅牢性ともにAT700と同じ思想から生まれている。画面解像度はAT700と同じ1280×800ドットと高画質で、形状としてはスクエアなAT700と異なり、端が丸みを帯び、背面に滑り止め加工がされているため、片手持ちが楽だった。AT700とどちらを選ぶかとなると、スペックがほとんど同じなため、頭を悩ませてしまうだろうが、普段使いのカバンへの収納・出し入れを考えてみるといいかもしれない。

手前がAT3S0、手奥がAT700

筆者の取材用バッグ。何気に女性向けのモデルなのだが、ご覧の通り、AT3S0はジャストフィットだった。よく思うと、AT3S0は手帳サイズといってもよく、男子以上に荷物が多い女子向けなのかもしれない

主な仕様
製品名 東芝「REGZA Tablet」
型番 AT700 AT3S0
プラットフォーム Ti OMAP 4430(1.2GHz) NVIDIA Tegra 2(1GHz)
ストレージ容量 32GB
ディスプレー(解像度) 10.1型(1280×800ドット) 7型(1280×800ドット)
フロントカメラ 200万画素
リアカメラ 500万画素
センサー GPS、電子コンパス、加速度センサー、ジャイロセンサー、照度センサー
ネットワーク機能 無線LAN(IEEE802.11b/g/n)、Bluetooth 2.1+EDR
カードスロット microSDメモリカード
サイズ 幅256×奥行き176×高さ7.7mm 幅128×奥行き189×高さ12.1mm
重量 約558g 約379g
バッテリー駆動時間 連続動画再生時:約7時間 連続動画再生時:約6時間
OS Android 3.2

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