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小型化の勝利か AndroidタブレットがとうとうiPadを逆転へ

2013年03月14日 16時00分更新

文● 大木信景〈HEW〉/アスキークラウド

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 米調査会社IDCは12日、今年のタブレット市場において、GoogleのAndroid端末がAppleの「iPad」を逆転するとの見通しを発表した。

 2012年のタブレットの出荷台数における世界シェアはiOSが約51%で首位。Androidはそれに次ぐ41.5%だった。IDCによると、2013年はiOSがシェア46%に数字を落とす一方、Androidは48.8%へ躍進。初めてiOSを抜いてシェアトップに立つという。

タブレットの出荷台数自体は、増え続けており、2013年の出荷予想台数は1億9090万台。昨年の1億2830万台から49%増加している。なお、2011年は720万台だった。

 またIDCは、昨年相次いで発売された小型タブレットの売れ行きが好調であることも指摘。2012年の第4四半期のタブレット販売台数における、画面サイズ8インチ以下のものが占める割合は、約半数にものぼるという。

 小型タブレットの分野では「Nexus 7」などの大ヒット商品が登場。「Kindle Fire HD」も人気を博している。Androidタブレットはこの分野に安価で多様なラインナップを次々と投入。こうして小型タブレットに多数のメーカーが参入し消費者の心を捉えたことが、「iPad」の一人勝ちだったタブレット市場を大きく変えたといえるだろう。

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