このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第93回

写真やロゴから切手やチョコなどのオリジナルグッズを製作する技

2011年12月06日 15時00分更新

文● 柳谷智宣

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ビジネスに役立つ名刺や文具

 ビジネスに必須の名刺をはじめ、オリジナルの付箋紙やボールペンなども手軽に作成できる。「Vistaprint」で購入してみた。

 基本はこれまでのサイトと同様、画像をアップロードして調整するだけ。名刺は1000種類以上のデザインから選択でき、必要事項を入力したり、ロゴを挿入したりすればいい。

 特徴的なのは料金システムで、基本料金を非常に安くうたい、決済時に紙質や仕上げなどで料金を加算していく仕組み。さらに驚くのが配送料。例えば、ボールペン2本と付箋紙、名刺100枚を注文したところ、製品価格は1630円と激安。しかし、配送料がプラスされる。21日後の「スロー」なら1310円、14日後の「スタンダード」なら2551円、7日後の「プライオリティ」なら3006円といった具合だ。製品の2倍の送料なので、思わずキャンセルしてしまった。しかし、あとでいろいろ調べたところ、合計では安いのでは? と考えを改めるようになった。このようなシステムは、集客効果よりもトラブルのリスクの方が高そうだが、織り込み済みで利用すればコスパは高い。

 1週間後、海外から2通のエアメールが届いた。ボールペンは大満足。作りはややチープだが、白い本体にキレイにプリントされている。名刺はでき合いのデザインを使ったのでスタイリッシュとはいかないが、十分に使えそう。もっと文字のサイズなどにこだわればよかったかもしれない。

 大失敗したのが付箋。あまり考えずにロゴの画像を入れて発注したのだが、考えてみれば書き込むスペースがほとんどない。角にワンポイントとして入れるべきだった。とはいえ、それを除けばクオリティーに問題はなかった。

画像をアップロードして注文。たたみかけるように他のアイテムの販促があるが、必要ないならスルーすればいい

大満足のボールペン

及第点の名刺。それでも、インクジェットで自作するよりはキレイにプリントされているので満足

筆者のミスで、書き込むところがない付箋紙

 オリジナルグッズの発注は思ったよりカンタンで、意外と安い。肩肘張らずにイベントや記念日などに作ってみてはいかがだろう。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)、「ポケット百科 GoodReader 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)。


前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン