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読者の“声”が電子書籍を作る 角川歴彦氏×川上量生氏対談

2011年11月08日 20時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 8日、ドワンゴが「ニコニコ静画(電子書籍)」を開始した(関連記事)。

角川ニコニコエース

 角川コンテンツゲートが「BOOK☆WALKER」で配信している電子書籍が読めるWebサービスで、電子書籍上にニコニコ動画のような流れるコメントを付けられるのが特徴だ。iPhone/iPad版も同時に登場している。リリースと同時に、角川グループホールディングスと共同で、「角川ニコニコエース」が創刊。「ケロロ軍曹」など人気作をラインナップし、イラストコンテストなどを通じてニコニコ静画とも連携する。

 発表会において、角川グループホールディングス会長の角川歴彦氏、ドワンゴ会長の川上量生氏の2人が対談した。テーマは電子書籍そのものからWeb時代の著作権にまでおよんだ。「コメントもコンテンツの一部」「作品が改変禁止になったのはつい100年前の話」など、刺激的な話題が相次いだ。一部を抜粋して紹介したい。

ドワンゴ会長の川上量生氏(左)、角川グループホールディングス会長の角川歴彦氏(右)

楽しむためのプラットフォームを作りたい

―― そもそもどうしてドワンゴと一緒にやろうということになったんですか?

角川 週刊アスキーの1000号記念号があったんです。それまでの表紙を見てみたら、女優たちにまじってアニメの表紙があって、その方が売れ行きがよかったんですよ。その中に初音ミクの表紙もあって、それもやはり売れ行きがいい。初音ミクといえばニコニコ動画でしょう。それならニコニコ動画と一緒にやったらきっと面白いハーモニーができるだろうというのがきっかけでした。

川上 こちらとしては、もともと角川グループが持っているコンテンツは、ニコニコ動画になくてはならない、(MADなどで)勝手に使われていたコンテンツがたくさんあったんですよね。その意味で角川といっしょにやれたのはよかったと。


―― 去年発表した「BOOK☆WALKER」を“ソーシャル化”していくという話でした。

川上 持論として、電子書籍って、コンテンツの利用方法をユーザーが選べるようにならないとダメだと思うんですよ。あらかじめコンテンツの楽しみ方を決めるっていうのはよくないなって。それでは「ユーザーがコンテンツを所有したい」とはならないと思う。どこで買ったものでも、ニコニコ静画(電子書籍)で楽しんでくださいということ。販売のプラットフォームはつくるつもりはなくて、楽しむためのプラットフォームをつくりたいってことなんです。

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