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動画の勢い、“静画”にも――ニコニコ静画(電子書籍)の狙い

2011年11月08日 14時30分更新

文● まつもとあつし

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 角川グループとドワンゴの包括的業務提携のニュースが報じられ、約1年が過ぎた。当時電子書籍をテーマに取材を続けていた筆者も、BOOK☆WALKERを運営する角川コンテンツゲート(KCG)の安本洋一常務取締役に取材しており、今年にはビューアーが登場するというコメントを得ていた。

 そしてついにドワンゴから電子書籍サービス「ニコニコ静画(電子書籍)」が満を持して登場し、iPhone/iPad版アプリも同時にリリースされた。このサービス、時間をかけた背景や、ニコニコ動画として電子書籍にかける意気込みや狙いなどを、ドワンゴ 企画開発部 部長の伴 龍一郎氏に聞いた。

ドワンゴ 企画開発部長 伴 龍一郎氏

「角川ニコニコエース」は出版と配信の“相乗効果”

 まず、今回の目玉はなんといっても「角川ニコニコエース」という、ニコニコ静画(電子書籍)限定の電子書籍だ。伴氏は開発中のiPad版をめくりながら説明してくれた。

 「角川ニコニコエースは、角川書店とドワンゴが協力して作る、無料の漫画雑誌“的”コンテンツです。週で更新されるものや、隔週、月刊、不定期で更新される作品で構成されているのが電子書籍ならではの特徴ですね。通常のコミック雑誌同様、それなりのボリュームがあり、作品が自動的に更新されていきます」

「角川ニコニコエース」。「ケロロ軍曹」「そらのおとしもの」など、角川グループの人気作を毎週無料で配信していく

 ラインナップは、角川書店から出ている漫画の中から、「ケロロ軍曹」など誰もが知る名作をはじめ、いまテレビアニメが放送されているような新作タイトルまで、「ニコニコ動画のアニメチャンネルで配信しているような作品」(伴氏)にも注力していくという。

 気になるのは、角川とドワンゴが組むメリットだ。それについて伴氏は「相乗効果」という言葉を使う。

 「おそらく角川さんの立場からすれば、ニコニコ動画の2300万人を超えるユーザーに対してアプローチできるのがポイントであるはずです。私たちもその分、角川さんにお願いして『角川ニコニコエース』という強力なコンテンツを新たにご用意いただいています。スタートの段階ではお互い相乗効果を上げていきたいですね」

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