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編集部厳選! イチオシのスマホアプリ&ガジェット 第3回

スマホがカーナビに! アプリ+クレイドルが予想以上にスゴイ

2011年09月28日 12時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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カーナビ性能の実力は!?

 カーナビとして重要なのは探索ルートの質、探索時間やリルートの早さ、地図の新しさである。3番目はすでにクリアしているので、あとのふたつを中心に検証してみたい。まず、飯田橋から富士スピードウェイまでを探索してみる。フリーワード検索で調べ、「ここに行く」をタップすると経路探索が始まる。なんと5秒ほどで終了! 思っていたより、はるかに早い。ナビの画面はスマホにもよるが、GALAXY Sならかなり大きく、地図も見やすい。とくにルートが緑色の太線になるので視認性に優れているし、曲がる場所に近づくと自動的にズームされるのもグッド。よく「まもなく右にって言うけど、どこよ?」となりがちなだけに、この機能はうれしい。

ナビゲーション画面は視認性に優れている。運転中は画面を凝視するわけにはいかないので、チラ見したときに直近のルートがすぐに目に入ってくることが重要なのだ

これがメニュー画面。左下の「メニュー」から経路探索を行なう

目的地は富士スピードウェイ。いざ出発!

 リルートの時間を検証するため、わざと道を間違えてみる。どのくらい過ぎたらリルートされるのか。数メートル進んだだけでリルートに入り、リルートの探索時間は1秒ほど。時間を計算できないくらいあっという間だったので、約1秒くらいとさせていただくが、実際にはもう少し早いかもしれない。これは富士スピードウェイまでの道のり以外でも同じだった。このリルートの早さは特筆すべき点だ。

 経路の正確さだが、地図が新しいこともあり、ナビの誘導に従って走っていけばほぼ時間通りに目的地に着く。到着予定時刻より早く着くことが多いが、今回はほとんど変わらなかった。GPSは端末標準搭載のものに加え、ナビクレイドルにもより精密な高性能車載用GPSレシーバーと、自車位置測位システム「クリスタル3Dハイブリッドセンサー」が付いているおかげで、自車位置を正確に把握し、よりナビゲーション精度を上げているのだろう。端末のみでナビアプリを動かした場合には、どうしてもセンサーの質がネックになり、トンネル内や高架の下、高層ビル群などで自車位置を見失いがちである。また、GPSの測位もクルマの移動速度について来られないこともある。だが、ドライブネットとナビクレイドルの組み合わせならば、そのような心配もないというわけだ。

「クリスタル3Dハイブリッドセンサー」のお陰で、トンネルが多い首都高でも自車位置を見失わずに測位してくれるのは心強い。首都高はトンネル内での分岐が多いので、ナビ頼りの初心者にはかなり厳しいエリアなのだ

 地図の新しさで驚いたのが、富士スピードウェイまでの道で通行止めの場所があるのだが、それが反映されていたことだ。しっかり、そこを避けての案内をしてくれた。地図がいつでも新しいということは、海の上を走ったり、開通したばかりの道路があるのに遠回りをさせられるということもないのである。

地図上の×印が現在通行止めになっている場所。ちゃんと迂回するルートを検索してくれた

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