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T教授の「戦略的衝動買い」 第155回

自分だけのなんちゃってMacBook AirをiPad2+キーボードで作る

2011年07月28日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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 ちょうど同じ頃、デザインはほとんど変わらず機能強化された新しいMacBook Airが発売された。外観にはこだわるが、更なるパフォーマンスはまったく必要ないミーハーな筆者は、今まで2世代も買い換えた割には出番の少ないMacBook Airはスルーして、AKBC2をドコモ回線を利用している一番快適なiPad2 Wi-Fi+3Gと組み合わせて毎日活用している。

 Bluetooth機能でのiPad2との接続は、お決まりの処理で即機能した。ZAGGmateキーボードのように、折りたたまれたスタンドを組み立ててiPadをもたせかける手順も不要だ。AKBC2には、キーボードの最上段に薄いiPad2のための溝が用意され、ただ溝にiPad2の側面を落とし込めば、適度な傾きを保持したまま斜めに固定される。

Aluminium KeyBoard Buddy Case for iPad 2もBluetoothでiPad2とリンクする

Aluminium KeyBoard Buddy Case for iPad 2は、細い溝にiPad2の側面を落とし込んで斜めにホールドして立てるので、組み立てスタンドは不要だ

 残念ながら液晶面の仰角は調整できないので、人間側が頭の高さやテーブルとの距離を変えて対応するしかない。これはZAGGmateも同様だ。AKBC2は、iPad2に合わせて極めて薄く設計され、キートップの配置やカラーデザインもiPad2にマッチするよう気を配って作られている。iPad2と合体する収納時も、キーボード上部の縁にある2つのフックにiPad2の一辺を引っかけ、モバイルPCを閉じるようにiPad2とAKBC2を合体させるとスムースだ。

溝にはめるだけなので、液晶の仰角は調整できない。椅子の高さや、デスクとの距離、器用なら首を伸縮させて調整することが必要だ(ZAGGmateも同様)。

ZAGGmate(右)とAluminium KeyBoard Buddy Case for iPad 2(左)の初期仰角はかなり異なる。何が基準になって角度を決めているかは不明だ

薄くてAppleキーボードのイメージの漂うAluminium KeyBoard Buddy Case for iPad 2

合体するプロセスを見ていると、それはもはや超薄型のモバイルパソコンだ

 AKBC2は現在発売されているiPad2用のキーボード&ケースではベストではあるが、唯一の問題点は、iPad2を縦置きした場合に、重心位置が上がり、同時にAKBC2が軽すぎて、背面に転倒する可能性が高いことだ。これはメモアプリなどを使い、iPad2を縦型ページディスプレイ表示にして文字入力等を行ないたいユーザにとってはかなり深刻な問題である。幸い、長文をページディスプレー表示で入力することのない筆者は、iPad2とAKBC2を常に合体させて、900グラムのなんちゃってMacBook Air Transformerとして毎日活用している。

Aluminium KeyBoard Buddy Case for iPad 2の唯一の問題点は、iPad2を縦置きした場合に起こる

iPad2を縦置きすることで重量バランスが上部に移動し、溝の角度がiPad2をZAGGmateより遙かに大きな仰角でホールドするため、背後に転倒しそうになる。この問題は大きい

液晶を閉じた姿もごく普通の薄型のモバイルパソコンに見える

正面から見た「なんちゃってMacBook Air Transformer」。ますます好きになってきた


T教授

今回の衝動買い

アイテム:「Aluminium KeyBoard Buddy Case for iPad 2
価格:49.90ドル(M.I.C Storeにて購入)

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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