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古田雄介の“顔の見えるインターネット” 第94回

諸君!革命的美人ブロガー安全ちゃんに刮目せよ!

2011年05月25日 12時00分更新

文● 古田雄介(@yskfuruta

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隅々まで自分の好きな言葉や表現で満たした文章を書きたい

―― では、今後の目標を教えてください。

安全ちゃん うーん、そうですね……「釣り」っぽいエッセンスを入れないで、今以上に読んでもらえる文章がちゃんと書けるようになりたいです。最初にお話ししたように、PV(ページビュー)を意識してタイトルや文章のキャッチーさを考えて作っているところがあるんですけど、そういう計算ではなくて、私が好きな文章や言葉で書いて、そのうえで埋もれずに読んでもらえるようになりたいと思っています。


―― 具体的にはどんな文になりますか?

安全ちゃん 一言では難しいんですけど……使う言葉をひとつひとつ考えていって、私の中で好きな言葉や表現、話の展開を突き詰める感じですね。自分の中で許せないポイントがない文章です。そういった、自分の判断が隅々まで行き届いた文章を書きたいですね。

中学時代は明るい少女だったと振り返る。「社会に接するようになって、一言でいえば暗くなりました」とのこと


―― ちなみに、媒体によってそうした判断の要素比率は変わります? たとえば、ご自身のブログと「GINZA」などの紙媒体で。

安全ちゃん 確かに違いはありますね。どちらかといえば、紙媒体の方が「釣り」的なエッセンスに気を遣わなくていいところはあります。ネットはある程度流通しないと読んでもらえない媒体ですが、紙の雑誌は一定数発行されますから。それに発行部数を左右するほどの存在ではないので気楽に書けるということもあって、雑誌のほうが書きやすいかなと思います。最初にネックに感じたのは、紙だと文字数の制限が出てくることなんですが、Twitterをやっているうちにその辺は慣れました。140文字制限に比べたら。


―― 雑誌だとその媒体のカラーや読者層を想定する縛りも出てくるかなと思いますが、そのあたりは中学時代から肌で覚えていますもんね(笑)。

安全ちゃん それは大きいですよね。そういう読者的な視点でいえば、読みやすさからも雑誌が好きというのはあります。私のパソコンのモニターが小さいせいかもしれないですが、目に入ってくる情報量はやっぱり雑誌のほうが多くて、読むスピードも違ってくるんですよね。

 でも、ネットには自分の興味のある情報だけをピンポイントで読んだり触れたりできる魅力があります。だから、触れた量は雑誌、でも最終的な吸収した部分はネットのほうが多いのかなっていう印象はあります。



古田雄介

筆者紹介──古田雄介


 元建設現場監督&元葬儀業者&現古銭マニア&毎週仕事で秋葉原と都内量販店に足繁く通う毎日を送る現デジタルライター。「古田雄介のブログ」ではみなさんのお勧めサイトを募集中です。ツイッターIDは@yskfuruta




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