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CELL REGZAが……社長から重大発言も!?

意外に軽い! 「レグザタブレット」を触ってみた

2011年04月20日 20時31分更新

文● ASCII.jp編集部

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レグザタブレットと東芝の戦略

レグザタブレットを持ってポーズを決める大角正明氏

レグザタブレットを持ってポーズを決める大角正明氏

 東芝の執行役上席常務で、デジタルプロダクツ&サービス社 社長の大角正明氏によれば、グローバルにおけるタブレット市場は急速に拡大し、同社の予測では2010~2013年で58%の成長を遂げる見込み。同社は2013年までにグローバル市場におけるタブレットのシェア10%を確保したい考えだ。

2013年までのタブレット市場(グローバル)の予測

2013年までのタブレット市場(グローバル)の予測

 ただし、タブレットに関しては「単一(での利用)というよりはテレビ・PCとの融合商品」という位置づけで、「レグザAppsコネクト」や、電子書籍ストアの「Book Place」などと組み合わせてテレビやPCとの融合を進めていきたいとしている。

「デジタルプロダクツ&サービス社」の組織図

「デジタルプロダクツ&サービス社」の組織図

 そのテレビやPCについて、同社は4月1日付けで「デジタルプロダクツ&サービス社」を設立。テレビ&レコーダー事業部とPC事業部を統合させた。これは従来の商品別事業体制を改め、地域別事業体制を採用した結果だ。

 これにより、「日本」と「北米・欧州・豪州・ロシア・中南米」「アジア・インド・中近東・アフリカ」「中国」という、4つの地域別統括事業部を立ち上げたが、大角氏はその中でも「新興国をいかに早く取り込んでいくかが最重要課題」と語った。

ノートPC市場(グローバル)の2013年度までの成長予測

ノートPC市場(グローバル)の2013年度までの成長予測

 同社の予測では、2013年度までの新興国市場の成長率は、テレビが23%、ノートPCが21%になるという。対して先進国は、テレビが2%、ノートPCも11%と成長率が低く、日本のテレビ市場も7月の地上アナログ放送停波以降は大きく落ち込み、トータルでは「今年は(昨年に比べて)半減に近い」という悲観的な予想だ。

 このため、エジプトに液晶テレビ合弁会社を立ち上げたり、フィリピンの販売拠点となる「東芝フィリピン社」を設立するなど、地域密着型の製品投入を目指す。これにより、アジア市場でのテレビ販売台数を前年度比240%、ノートPC販売台数を同170%に伸長したい考えだ。

「CELL REGZAがなくなる!?」国内テレビ事業の今後

今年の秋に大画面のグラスレス3Dテレビが登場!?

今年の秋に大画面のグラスレス3Dテレビが登場!?

 国内においては、スマートフォンやタブレット、テレビ、PCの映像サーバーとなる製品「REGZAサーバー」を2011年度に製品化する予定。

 また「3Dの最終形態はグラスレスと考える」同社は、40~50V型のグラスレス3Dテレビを年内(できれば秋)に投入する計画とのこと。

 さらに、「CELL REGZA」について大角氏は、「CELLというプラットフォームではない、それを超えたものを目指していかなければならない」と語り、今後CELL REGZAを製品化しない可能性も示唆した。

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