オートが基本の撮影モード
撮影モードは基本的にフルオートで、絞りやシャッタースピードを任意に設定できるモードはない。ホワイトバランスとISO感度、露出補正が調整できる「プログラムオート」のほか、すべてカメラ任せで自動的にシーン認識してくれる「iAUTO」、レンズ前1cm(SZ-20の場合、SZ-30MRでは3cm)まで寄れる「スーパーマクロモード」などが基本機能だ。
スーパーマクロのオン/オフ
スーパーマクロではズーム位置が固定されてしまう。SZ-20では少しズームアップされるくらいだが、SZ-30MRではかなりズームされる。SZ-20では約37mm相当、SZ-30MRでは約66mm相当になる。
また、カメラを振るだけでパノラマ合成写真が撮れる「ひとふりパノラマ」も搭載。約180度の範囲を写せる「スタンダート」と、約360度の「ワイド」が選べる。撮影後の合成処理に、スタンダードで約15秒程度、ワイドで約30秒かかり、その間カメラの操作はできなくなる。ちなみに、処理時間は2機種とも同じで、映像処理エンジンを2つ搭載するSZ-30MRが速いわけではない。
8種類のフィルター効果が得られる「マジックフィルター」も健在だ。「クリスタル」を除くフィルターは動画撮影時にも反映される。SZ-20では、設定したフィルターを反映した画像しか記録されないが、SZ-30MRではオリジナルの画像も同時に記録が可能だ。
マジックフィルターの撮影サンプル
このほか、複数枚の連写から画像を合成する「手持ち夜景モード」、立体写真が撮影できる「3Dフォト」といった同社独特の撮影機能も備える。