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“マルチレコーディング”でウェブ用動画/静止画を同時記録!

オリンパスの望遠コンデジ「SZ-30MR」&「SZ-20」

2011年04月12日 12時00分更新

文● 周防克弥

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 オリンパスから、高倍率ズームレンズを採用するコンデジが2機種登場した。光学24倍ズームを採用する「SZ-30MR」(4月下旬発売、予想実売価格4万5000円前後)と、光学12.5倍ズームを採用する「SZ-20」(発売中、実売価格3万円前後)だ。

 系列的には高倍率ズームを採用する「SP」シリーズの後継に当たり、新たに「SZ」シリーズとしてデザインを一新したほか、撮像素子には裏面照射型CMOSセンサーを採用している。

 上位機種のSZ-30MRは、機種名の末尾についている「MR」が“マルチレコーディング”を示し、異なった解像度の静止画と動画を同時に記録できるようになっている。

 下位機種にあたるSZ-20は、マルチレコーディング機能こそないが、本体サイズを小さくすることで、気軽さと携帯性に優れている。基本機能は共通している部分が多く、違いはレンズとマルチレコーディングの部分だけといってよい。

一眼レフライクな高級感のあるデザイン

左の「SZ-30MR」の本体サイズは、幅106.3×奥行き39.5×高さ68.7mm、撮影時重量は226g。シルバーのほかブラックカラーも選べる。右の「SZ-20」は、幅102.4×奥行き30.4×高さ64mmで、撮影時重量は186g。シルバーのほか、ブラックとレッドカラーが選べる

左の「SZ-30MR」の本体サイズは、幅106.3×奥行き39.5×高さ68.7mm、撮影時重量は226g。シルバーのほかブラックの本体色も選べる。右の「SZ-20」は、幅102.4×奥行き30.4×高さ64mmで、撮影時重量は186g。シルバーのほか、ブラックとレッドが選べる

 外観はソリッドな雰囲気を持ち、金属からの削り出し風な直線を基調にしたデザインだ。材質はプラスチックだが、金属風な塗装と処理がされていて安っぽさはない。

 共に一眼レフのようなスタイルだが、この手の高倍率ズーム機によく見かける光学ファインダーやEVFは搭載せず、背面液晶でのライブビュー撮影のみ可能だ。

 ペンタプリズム風に盛り上がっている部分にはストロボが内蔵されている。液晶モニターは固定式で3型(約46万ドット)のパネルが採用されている。

左がSZ-30MR、右がSZ-20の上面。共に電源をオンにした状態で、ズームは広角側になっている。ズーム倍率の小さいSZ-20のほうがレンズの繰り出しが少なく、あまりズーム倍率が高くない印象を受ける

左がSZ-30MR、右がSZ-20の上面。共に電源をオンにした状態で、ズームは広角側になっている。ズーム倍率の小さいSZ-20のほうがレンズの繰り出しが少なく、あまりズーム倍率が高くない印象を受ける

最大望遠時の状態。左がSZ-30MR(光学24倍)、右がSZ-20(光学12.5倍)

左がSZ-30MR、右がSZ-20の背面。液晶モニターは共に3型約46万ドット。インターフェースもほぼ同じで、ボタンの形状と配置が若干違う程度。ホイール動作と十字キーを兼ねたダイアルが備わる。モードダイアルを備えないSZ-20では、メニューの中に撮影モードが含まれる。メニューはホイールの下か左右を押すことで呼び出せる。下部にある「?」マークのボタンを押すと、ヘルプメニューが表示され、撮影や設定のアドバイス、機能の説明を確認できる

左がSZ-30MR、右がSZ-20の内蔵ストロボ部。スイッチ操作でポップアップするので、フルオート時でも不意に発光してしまうような心配がない。ただし、ストロボを出さないとストロボ関係の設定が行なえない。構造的に位置が若干低く、SZ-30MRでは広角側でのマクロ撮影時に、下のほうにレンズの影が若干落ちてしまうことがあった。後述する「スーパーマクロモード」では、ストロボは強制的に発光禁止になる

電池とメディアはグリップ部分に収まる。電池は両機種で共通だ。左がSZ-30MR、右がSZ-20

SZ-30MR(左)、SZ-20(右)共に、グリップ側の側面にHDMIとUSBの端子が備わる

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