徹底した省電力志向と高機能グラフィック機能を内蔵した、AMD Fusion APU。モバイルノートへの搭載が前提かと思っていたら、液晶ディスプレー一体型の省スペースデスクトップにもFusionのE-350を採用した製品が出てきた。それがレノボ・ジャパンの「Lenovo C205」だ。デスクトップへのE-350搭載は、どのような意味を持つのだろうか?
どこにでもマッチする
スリムスマートな液晶一体型
Lenovo C205の前身は、2010年6月に発表された「Lenovo C200」だ。発売当初のC200は、CPUにAtom D510(1.60GHz)を搭載していたが、のちにAtom D525(1.80GHz)へと更新されている。それが新たにAMD CPUを採用して、C205として生まれ変わった。
外観はおおむねC200と同じだ。今回試用したのはボディーカラーが黒(ダイヤモンドブラック)だが、白(メタリックホワイト)の製品も用意されている。単体の液晶ディスプレーと見間違うほどスリムな一体型で、やわらかな曲面が多用されたデザインを採用する。
樹脂筐体は光沢部とグレーに見えるつや消し部が組み合わされており、落ち着きもある。横から見たときに、2枚の板をスライドさせたような形状が印象的だ。
スタンドは本体部と一体化されており、角度にして前方に2~3度、後方に10度ほどのチルトが可能だ。後方チルト時には、スタンドと本体の隙間に付属キーボードを収納できる。本体部で目立つのは、最大1366×768ドット表示の18.5型ワイド液晶ディスプレー(ノングレアタイプ)だが、電源を入れたときに発光する電源やHDDのインジケーターはともかく、Lenovoロゴまで白く光るのは、やや自己主張が過ぎる感もある。
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