鳥居一豊の「最新AVプロダクツ一刀両断」 第31回
液晶3Dも本格派! 画質に加えて使いやすさも充実!!
プラズマ並の究極3D画質! パナソニック「VIERA DT3」
2011年03月30日 12時00分更新
USB HDDへの録画が可能に
新たに搭載したテレビ録画機能は、外付けUSB HDDのほか、SDメモリーカードへの録画も可能。録画モードは、そのままの画質で録画する「標準モード」のほか、MPEG-4 AVCによる「長時間モード」を2種類備える。
およそ8倍相当となる「長時間モード2」では、500GB HDDならば約350時間、64GBのSDXCカードなら約46時間の録画が可能だ。
USB HDDは同時に複数台接続できない点や、一度使用したUSB HDDはほかのテレビやPCなどでは使えないという点は、多くの他社テレビが採用するUSB HDD録画機能と同じ。だが、ネットワークダビング機能を使って同社のBDレコにダビング出力することはできる。長時間モードの採用も含め、テレビの録画機能としては十分だろう。
SDメモリーカードへの録画の場合、PCなどでフォーマットしたメディアを使うことはできず、逆に番組を録画したメディアをPCなどで再生できないなどの制約がある。また、SDメモリーカードに録画した場合はBDレコへのダビング出力はできないが、テレビ番組を静止画キャプチャーできるなどの違いがある。
BDレコのように使いたいならばUSB HDD、テレビ録画はたまにするだけならばSDメモリーカードと使い分けるといいだろう。
困ったときは「ガイド」ボタンで解決
従来からある機能ではあるが、感心したのは「ガイド」機能だ。これはインターネット接続を利用して、取扱説明書の内容を画面で確認できるものだが、操作性がかなり良くなっており、操作中にリモコンのガイドボタンを押すと、該当する機能の説明画面をすぐに呼び出せる。
逆に、操作説明から実際の操作画面に移行できたりするのも使い勝手がいい。これならば操作に困ったときに手軽に活用できるし、印刷された取り扱い説明書を開くよりも簡単だ。
このほか、いくつもの省電力機能をまとめてオン/オフできる「エコナビ」機能も備えており、省エネ機能も充実。東北関東大震災の影響による計画停電などで、該当する地域に住む人はよりこまめな節電を心がける必要があるが、今後もこうした省エネ性能はさらに重要度が高まるだろう。
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