豊富なフォーマットをサポートする
RockPlayer Lite
Androidでは、「Androidマーケット」などから好みの動画プレーヤーを探し、インストールして利用できる。動画プレーヤーによって再生できるフォーマットの種類が異なるため、標準のアプリでは再生できなかったファイルが別の動画プレーヤーなら表示できることがある。
こうした動画プレーヤーの中で今回目を付けたのが「RockPlayer Lite」だ。対応するフォーマットの種類の豊富さが魅力で、メディアフォルダーがサポートしているファイルに加え、movやDivX、XviD、FLVなどといった形式も再生できた。
やはりフルHD解像度で高ビットレートの動画はぎこちない再生になるが、ひとまずフォーマットを選ばずに動画を再生できるのは便利だろう。特にユーザーの多いDivXがサポートされているのは大きい。
ちなみにフルHD動画を「TMPGEnc Video Mastering Works 5」を使ってDivXに変換して再生したところ、1280×720ドット/4Mbps/29.97fpsの動画はかなりコマ落ちが発生していたが、2Mbpsまで落とせばかなりスムースに再生された。
動画プレーヤーとしての機能はごく基本的だが、サポートしているファイルの種類が多いのは魅力だろう。メディアフォルダと同様、解像度やビットレートによってはスムースに再生できないが、とりあえずフォーマットの種類をそれほど選ばずに再生してくれるのはありがたい。
日本語完全対応の動画プレーヤーも!
再生できる動画形式の豊富さではRockPlayer Liteが頭1つ抜け出している印象だが、それ以外にも数多くの動画プレーヤーがAndroidマーケットで提供されている。中でもひとつオススメしたいのが「nswPlayer」だ。
数少ない日本語完全対応のメディアプレーヤーであり、動画はH.264/AVC、MPEG-4、3GPPといった形式の再生に対応。動画の選択はフォルダを辿ってファイルを指定する「エクスプローラモード」と、自動的にストレージ内のメディアファイルを捜索してくれる「オートスキャンモード」を選ぶことができる。
フォルダを使って分類しているユーザーなら、エクスプローラモードがあるのは便利だろう。
このようにAndroidにおいても、PCとまったく同様に動画を再生できるわけではない。ただ、iPhone 4と比べると多くの形式の動画を再生できるため、動画変換が必要なシーンというのは大幅に減らすことができる。こうした柔軟性の高さが、動画再生環境として見た場合のAndroid端末のメリットだろう。
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