キビキビした動作で操作性は快適
Galaxy Tabが採用しているAndroidのバージョンは2.2(Froyo)で、JITコンパイラを搭載するなど高速化が図られている。実際、動作はキビキビしていて気持ちよく操作できる。
ウェブブラウザーやマップ、カレンダー、Gmailなど、Androidの標準的なアプリを一通り揃えているほか、NTTドコモ版のGalaxy Tabならではのアプリとして、オリジナルの地図アプリである「いつもNAVI」や、iモードメールを送受信するための「SPモードメール」、電子書籍サービスの専用アプリである「マガストア」「eBook Japan」などが組み込まれている。
AV系アプリも充実している。前述のように静止画/動画を撮影できる「カメラ」や、DLNAサーバー/クライアントとして利用できる「AllShare」、そして「音楽プレイヤー」や「ビデオプレイヤー」、「YouTube」などといったアプリがプリインストールされている。
本体が大きい分撮影時に固定しやすい
カメラアプリを見ていくと、撮影モードとして「通常撮影」「連写」「パノラマ」「スマイル撮影」、そしてインカメラを使う「自分撮り」といったモードが用意されている。シーンセレクト機能もあり、「ポートレイト」「風景」「夜景」「スポーツ」から選べる。
実際に使ってみると、7型の大きなディスプレーをファインダーとして使う感覚が新鮮で楽しい。また、一般的なスマートフォンは本体の隅っこを遠慮がちにつまみながらホールドする感覚だが、Galaxy Tabは本体が大きく、がっしり掴んでボディを固定できるのもメリットだろう。
同じカメラアプリで動画の撮影も行なえる。静止画撮影ほどのオプションはないが、ホワイトバランスや撮影効果(標準/ネガポジ反転/モノクロ/セピア)の選択が可能。こちらも大きな本体をがっしり掴めるため、しっかりとホールドできるのは嬉しい。
撮影した静止画や動画は「ギャラリー」アプリで再生できる。Androidの特徴でもあるインテントの仕組み(様々なアプリでデーターなどを共有できる)を利用し、静止画は「Picasa」、動画なら「YouTube」へダイレクトにアップロードできる。
さすがに長時間撮影した動画を(YouTubeへ)3G回線でアップロードするのはなかなか厳しいが、自宅に帰って、あるいはホットスポットのWi-Fi回線を利用して気軽にアップロードできるのはやはり便利だ。このあたりは、スマートフォンならではの活用法だろう。
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