Lenovo Ideaシリーズ大研究 第12回
あなたの要望に応える実力かどうかを徹底検証
IdeaCentre B305 (4)──用途別に性能をチェック!
2010年12月13日 11時45分更新
シチュエーション別のCPU負荷率
ベンチマークの値はあくまで本機が他と比べてどんなポジションに居るのかを把握するもの。実際の「快適さ」の指標とはかけ離れている部分もある。それでは「快適さ」とは何なのか?
筆者の意見としては下記の通り:
- OSがスムーズに動いてレスポンスが良いこと
- 映像を見るときにコマ落ちがないこと
- 操作した処理に対して待ち時間がないこと
などが挙げられる。PCがこの条件を満たすのは、ユーザーが求めてる処理に対し、CPUが十分に処理性能を出せるかどうかで決まる。では、各シチュエーション別にCPUの負荷率はどうなのか? 余裕を持って処理しているのか。タスクマネージャーのCPU使用率を見ていきたいと思う。
インターネットブラウジング&メール
CPU使用率は10%前後。いわゆる「ネットとメール」はCPU負荷がごく低く、快適だ。
インターネットとメール使用時は10%前後とCPU負荷は非常に低い。ネットだけならかなり快適にできることが分かるだろう。
YouTube HD
YouTubeの動画再生は回線スピードも重要だが、HD動画になるとPCのスペックも高くないと追いつかない。例えば、CPUにAtomを採用したネットブックでは360p以上のモードではまともに見られないことが多い。その点では、本機はフルHD=1080iのYoutube HDの動画を見てもコマ落ちなどは一切起きず、サクサクと見ることができる。
地デジ視聴と地デジ録画
地デジの視聴、特にMedia Centerの場合には、周辺機器メーカーがCPU負荷を軽減のために搭載している「ネットブックモード」などの軽減機構がない。視聴時にはハイビジョンの地デジ映像を、暗号解除しながら表示している。
そのため、CPU負荷率は40%前後。録画時は、画面を出さなければ20%前後だ。テレビを録画しつつネットをしたり別な作業をしていても十分に支障のない負荷率と言えるだろう。
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