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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第7回

日頃のバックアップから初期化までをフルカバー

IdeaPad U165(3)─バックアップでトラブルに備える

2010年12月10日 12時00分更新

文● エースラッシュ

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電源がオフからもリカバリ可能

 自分で作成したバックアップファイルを使ってのリカバリや、購入時設定でのリカバリには「システムリカバリ」を利用する。Windowsを起動し、OneKey Rescue System7.0を起動した上でシステムリカバリを選択しても使うこともできるが、実際に頼ることになりそうなのは、電源オフ状態から、OneKey Rescue System7.0起動用のボタンを押すタイプだろう。

 電源ボタンを押しても起動しない、起動してもきちんと動かないという状況に陥ったら、電源オフ状態で起動するための赤いボタンを押してみよう。ただし、1度はWindows上からOneKey Rescue System7.0を起動しておかないとうまく動かないようなので、この点のみ注意が必要だ。

リカバリモードで起動した画面ではアンチウィルス、リカバリ、システムセットアップが選択できる。リカバリは「OneKey Recovery」から行なおう

 リカバリモードで表示されるメニューは、OneKey Rescue System7.0の基本画面とは少し違っている。選択するのは「OneKey Recovery」だ。アイコンをクリックすると、事前に作成したバックアップデータから復元するのか、初期状態に戻すのかという選択ができる。ここで任意の方を選んで復元すれば、元の健康なPCに戻ってくれるというわけだ。

「OneKey AntiVirus」を使うとWindowsが起動しない状態でもウィルスチェックができる

 事前にバックアップは取っていなかったけれど、初期状態に戻してしまうのも惜しいという場合には、「OneKey AntiVirus」を試してみよう。Windowsを起動しないまま、ウィルスやスパイウェアの存在を確認し、駆除してくれる。もしウィルスなどが原因で挙動が不安定になっていたのなら、これで解決できる可能性があるというわけだ。

リカバリディスクの作成は外付けドライブが必要

 OneKey Rescue System7.0は、リカバリディスクの作成もサポートしている。バックアップファイルを利用して指定時の環境に復元する起動ディスクを作る方法もあれば、購入時の環境を復元するためのリカバリディスクも作成可能だ。

リカバリディスクは、「既存のバックアップから」、「現在状態をバックアップしながら」、「購入時状態」の3種類が作れる

 しかし書き込み先は光学ドライブのみとなっているため、光学ドライブを搭載していないIdeaPad U165で「リカバリディスクの作成」を選択すると、書き込み先がないという警告が表示されて途中で行き詰まってしまう。リカバリディスクを作りたい場合は、前もってIdeaPad U165に外付けの光学ドライブを接続してから作業を始めよう。


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