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この冬が買い時! これで選べる使えるAndroidスマートフォン 第2回

Android端末のスペックの見方と2台持ちの料金を教えます

2010年11月30日 14時00分更新

文● オカモト/ASCII.jp編集部

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2台持ちのメリットは
スマートフォンのチョイスが広がること

2台持ちならば、最新のグローバル端末とおサイフケータイを同時に使える

 スマートフォンとケータイの2台持ちのメリットとして、本文ではスマートフォンのバッテリ切れをさほど心配しなくていいという点を挙げたが、それ以外にもいくつかのポイントがある。

 たとえばおサイフケータイやワンセグといった日本のケータイならではの機能の利用。海外メーカー製のグローバル端末では、これらの機能に対応する可能性は正直低い(対応するとしても製品のリリースは遅れるだろう)。おサイフケータイやワンセグは2台持ちのケータイ側に任せてしまえば、国内メーカー製に限定されず、各社の全ラインアップからスマートフォンを選べることになる。

 さらにはメールはテンキーで打ちたい、2台持ちなら仕事とプライベートで電話番号を分けられるといった要素もあるだろう。もっとも2台持ちにメリットがあるからと言って、料金が2倍になるのであればこれは話が別だ。というわけで具体的に料金を計算してみた。

まずはドコモ同士の2台持ち
1ヵ月に150分の通話するユーザーを想定

 今回は1日5分、1ヵ月で約150分程度通話するユーザーを想定してみた。これをたとえばドコモのスマートフォンの1台持ちの場合だと、大体以下のような料金になる。

●1台持ち時のドコモ スマートフォンの月額料金
2625円(タイプMバリュー+ひとりでも割50)
+210円(通話料、無料通信分の4200円を引いた額)
+390~5985円(パケ・ホーダイ ダブル)
+315円(spモード)
=3540~9135円

 一方2台持ち時はメールやウェブはすべてスマートフォンで、音声通話はケータイで行なうが、おサイフケータイにはiモードが必須なので、これは契約することにする。

●2台持ち時のドコモ スマートフォンの月額料金
780円(タイプシンプル バリュー+ひとりでも割50)
+0円(通話料)
+0~5985円(パケ・ホーダイ シンプル)
+315円(spモード)
=1095~7080円

●2台持ち時のドコモ ケータイの月額料金
2625円(タイプMバリュー+ひとりでも割50)
+210円(通話料、無料通信分の4200円を引いた額)
+390~4200円(パケ・ホーダイ ダブル)
+315円(iモード)
3540~9135円

 つまり2台持ちでは1万620円(7080円+3540円)。1台持ちの9135円とは1500円程度の差しか発生しない。ただしケータイで2段階定額の下限以上にパケットを利用すると差は大きく開くので、そこはグッと我慢しよう。ちなみにauの2台持ちもドコモと類似した料金体系なので、よく似た結果になる。

スマートフォンをデータ専用で契約すれば
2台持ちの方がお得になる状況も

 またスマートフォンで絶対に電話しないのであれば、ドコモではデータ通信契約で利用することも可能だ。この場合は、

●2台持ち時のドコモ スマートフォンをデータ専用で契約
4410/5985円(定額データプラン+定額データスタンダード割)
+525円
4935/6510円

 4935+3540=8475円。キャンペーンがある1年目に限定されるが、2台持ちの方が安いという状況も発生するから驚きだ(2年目は1万50円)。

「スマホはソフバン/ケータイはドコモ」の2台持ちでは
ほとんど差がない

 スマートフォンはソフトバンク、ケータイはドコモという組み合わせも考えてみた。なおソフトバンク同士は1~21時までの間が無料なので、今回は全通話の30%が無料通話に該当すると計算。また2台持ちの場合も、ソフトバンクのケータイへはできるだけスマートフォンから通話することとする。

●1台持ち時のソフトバンク スマートフォンの月額料金
1960円(ホワイトプラン+Wホワイト)
+2205円(通話料)
+3985~5985円(パケットし放題MAX)
+315円(S!ベーシックパック)
8465~1万465円


●2台持ち時のソフトバンク スマートフォンの月額料金
980円(ホワイトプラン)
+0円(通話料)
+3985~5985円(パケットし放題MAX)
+315円(S!ベーシックパック)
5280~7280円

●2台持ち時のドコモ ケータイの月額料金
2625円(タイプMバリュー+ひとりでも割50)
+0円(通話料は無料通信分で充当)
+390~4200円(パケ・ホーダイ ダブル)
+315円(iモード)
3330~7140円

 1台持ちの8465円に対し、2台持ちでは8610円(5280円+3330円)。1台持ちと料金差がほとんどなくなった!

 これらの数字からもわかるように、スマートフォンとケータイの2台持ちは少なくとも料金面の過重感はほとんどない。もちろん普段から2台を持ち歩くのは面倒だが、それによって得られるメリットも小さくない。少なくとも検討には値するのではないだろうか。


 次回は発売を前に一足先にテストした、ドコモの最新端末を写真とともに詳しく紹介していく。

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