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iPad徹底活用レシピ 第14回

iPadを常用カーナビとして活用する

2010年11月10日 19時00分更新

文● 柳谷智宣

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アームをシートに固定して自由な位置にセットする

 iPadをドライバーに近い位置に設置したいなら、「CAR LAPTOP HOLDER for iPad」(サンコーレアモノショップ)がお勧め。この製品は、助手席のシートレールに金具を取り付け、そこに頑丈なアームを設置する。アームは角度調節が可能で、使いやすい位置にiPadを設置できる。直販価格は7980円。

「CAR LAPTOP HOLDER for iPad」(サンコーレアモノショップ)/直販価格7980円。ドライバーが見やすく、操作しやすい位置にセットできる

 シートレールのねじが見えているなら、アームを付けるベースの装着はすぐにできる。ねじが斜めに付いているなど、アームを取り付けにくい状態なら、付属の固定用ブランケットを利用する。ねじがプラスチックカバーに隠れている車種では、ブランケットの装着に手間取るが、しっかりと固定する必要がある。ユーザーの中には、助手席のねじが露出できず、運転席側のシートレールに装着している人もいる。

シートレールに取り付ける金具

 ベースを取り付けたら、アームを挿して固定し、角度調節する。ホルダーにiPadを装着できるようにストッパーを装着し、アームに付ければ完了だ。車種によっては助手席の人のスペースに少し食い込んでしまうが、ドライバー側からの操作性と視認性は上々だ。

ホルダーのストッパーは自在にセットできるので、iPad以外の機材も装着できる

ホルダーをアームに取り付ける

 アームは自由に動かせるので、カーナビが必要ない時に、助手席の人がブラウジングしたり、後部座席の子供たちに動画を見せたりできる。

アームにはデジタルカメラやビデオカメラを直接セットすることもできる

iPadはカーナビとして問題なく利用できる!

 ナビ中はGPSを常時動かしているので、バッテリー消費が激しくなる。そこで、省エネのために「いつもNAVI」のスクリーンセーバーモードを利用しよう。地図の描画を行なわず、曲がり角までの距離と時間などをシンプルに表示するモードで、バッテリーを節約できるのだ。

スクリーンセーバーモードで省電力

 長時間のドライブなら、充電しながらの方が安心して利用できる。iPadに対応するカーチャージャーは多数発売されているので、ひとつ持っておくと便利だ。もちろん、iPhoneやiPodも充電できる。ただし、場合によっては充電しながら利用すると、iPadが発熱することがある。「iPadを使用するには本体温度を下げる必要があります」と表示されたら、USBコードを外そう。

iPadを充電しながら利用する

 今回紹介した車載キットはどちらもiPadの脱着は一瞬でできる。自宅や目的地に着いたら、iPadは必ず外して持っていこう。カーナビの盗難に遭う心配がないのはメリットだ。

 また、地図はゼンリンの詳細なデータをダウンロードして表示するので、常に最新の情報になっている。カーナビの地図更新は手間がかかるが、iPadならその必要もない。

 まだ、iPadの用のアプリや対応アイテムは少ないが、今後充実してくるはず。カーナビアプリはiPadのキラーコンテンツのひとつ。もし、カーナビの購入を考えているなら、iPadも検討してはいかがだろう。


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