アームをシートに固定して自由な位置にセットする
iPadをドライバーに近い位置に設置したいなら、「CAR LAPTOP HOLDER for iPad」(サンコーレアモノショップ)がお勧め。この製品は、助手席のシートレールに金具を取り付け、そこに頑丈なアームを設置する。アームは角度調節が可能で、使いやすい位置にiPadを設置できる。直販価格は7980円。
シートレールのねじが見えているなら、アームを付けるベースの装着はすぐにできる。ねじが斜めに付いているなど、アームを取り付けにくい状態なら、付属の固定用ブランケットを利用する。ねじがプラスチックカバーに隠れている車種では、ブランケットの装着に手間取るが、しっかりと固定する必要がある。ユーザーの中には、助手席のねじが露出できず、運転席側のシートレールに装着している人もいる。
ベースを取り付けたら、アームを挿して固定し、角度調節する。ホルダーにiPadを装着できるようにストッパーを装着し、アームに付ければ完了だ。車種によっては助手席の人のスペースに少し食い込んでしまうが、ドライバー側からの操作性と視認性は上々だ。
アームは自由に動かせるので、カーナビが必要ない時に、助手席の人がブラウジングしたり、後部座席の子供たちに動画を見せたりできる。
iPadはカーナビとして問題なく利用できる!
ナビ中はGPSを常時動かしているので、バッテリー消費が激しくなる。そこで、省エネのために「いつもNAVI」のスクリーンセーバーモードを利用しよう。地図の描画を行なわず、曲がり角までの距離と時間などをシンプルに表示するモードで、バッテリーを節約できるのだ。
長時間のドライブなら、充電しながらの方が安心して利用できる。iPadに対応するカーチャージャーは多数発売されているので、ひとつ持っておくと便利だ。もちろん、iPhoneやiPodも充電できる。ただし、場合によっては充電しながら利用すると、iPadが発熱することがある。「iPadを使用するには本体温度を下げる必要があります」と表示されたら、USBコードを外そう。
今回紹介した車載キットはどちらもiPadの脱着は一瞬でできる。自宅や目的地に着いたら、iPadは必ず外して持っていこう。カーナビの盗難に遭う心配がないのはメリットだ。
また、地図はゼンリンの詳細なデータをダウンロードして表示するので、常に最新の情報になっている。カーナビの地図更新は手間がかかるが、iPadならその必要もない。
まだ、iPadの用のアプリや対応アイテムは少ないが、今後充実してくるはず。カーナビアプリはiPadのキラーコンテンツのひとつ。もし、カーナビの購入を考えているなら、iPadも検討してはいかがだろう。
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