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iPad徹底活用レシピ ― 第7回

iPadを飲食店のデジタルサイネージとして活用

2010年09月21日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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iPadをデジタルサイネージにする

 デジタルサイネージ(Digital Signage)とは、電子看板のこと。映画館やホテル、空港などで、液晶やプロジェクターで広告を写しているあれだ。コンビニのレジに付いているディスプレイは誰でも見たことがあるだろう。本格的なデジタルサイネージは非常に高価なので、小規模な店舗では手を出しにくい。そこで、iPadを活用してみよう(連載目次はこちら)。

iPadは優れたデジタルサイネージ端末

 iPadの画面は9.7型なので、ショーウィンドウに置いて通行人に見せるような使い方は難しい。そもそも盗難防止の機構がなく、サードパーティのアイテムも揃っていないので、店員が目の届くところでしか運用できない。しかし、中小規模の店舗や使ってもらうスペースを限定するなら、優れたデジタルサイネージ端末として活用できる。

 スタンドに立てかけて、静止画のスライドショーや動画を再生すれば注目を集められる。すでに多数のスタンドが発売されており、スタイリッシュな「BookArc for iPad」(4980円)やシンプルな「MR-IPADST1」(2394円)などがオススメ。壁掛けできるキットも発売されている。

フォーカルポイントコンピュータ「BookArc for iPad」。同社オンラインストアの直販価格は4980円
サンワサプライ「MR-IPADST1」。価格2394円

 表示するコンテンツとしては、店舗内の案内をしたり、新製品を紹介が定番。セレクトショップなら海外で使われている事例を見せたり、スタッフやオーナーが挨拶する手もある。直販サイトや姉妹店を宣伝したり、単にイメージ映像を流すなど、活用法はアイディア次第だ。

 iPadは店舗の入り口やレジの近くに置いてもいいし、カウンターに設置してもいい。照明に合わせて画面の明るさを変えれば、過度に邪魔になるようなことはない。お客さんの反応がいまいちなら、簡単にコンテンツを変更できるのもメリットだ。

 iPadは気軽に手にとって見てもらうこともできる。例えば雑貨屋なら、休憩できるコーナーを用意してiPadで製品を紹介すると、普段見てもらえないようなアイテムが売れるかもしれない。高価な商品で、実物が動いているところをなかなかイメージできない時にも役立つ。ウェディングドレスを着たときの裾の動きや、クルーザーが実際に走っている様子などがわかると商談が進めやすいだろう。不動産屋なら、味気ない間取り図だけでなく、現場の写真を流しておけば、興味を持ってもらえるはずだ。

ノバレーゼは、同社ウェディングドレスショップ「NOVARESE」でドレス販売促進ツールとしてiPadを導入している日本情報クリエイトが、不動産業務支援用として、iPad対応の不動産物件紹介ツール「MilMil」を公開

 もちろん、飲食店にもぴったりだ。スタンドに置いてさまざまなコンテンツを表示するだけでなく、メニューとしても利用できる。印刷物を完全に置き換えることは難しいかもしれないが、キレイにレイアウトされたメニューだと見ていて楽しい。印刷したメニューだとページ数に限りがあるが、iPadならそれぞれの商品を詳しく説明してもいい。電子書籍アプリを利用すれば、ページをめくる視覚効果もリアルに再現してくれる。

カクテルの勉強にもなるのでお客さんも喜ぶ

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