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はじめてのサーバー導入奮闘記 第5回

これでいよいよ完成?

共有フォルダーに保存できるファイルを制限する

2010年10月28日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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ファイルスクリーンを適用する

 ファイルサーバーリソースマネージャーの追加が終了した後、サーバーマネージャーの左画面から、「役割」→「ファイルサービス」→「共有と記憶域の管理」と進んでいくと「ファイルサーバーリソースマネージャー」という項目が追加されるはずだ。しかし……見えない。

 ここは焦らずに再起動をしてみると見えるようになった。ファイルサーバーリソースマネージャーの追加後に再起動は促されないものの、必要だったようだ。

再起動すると、サーバーマネージャーの画面左に「ファイルサーバーリソースマネージャー」という項目が追加される。画面はその下位にある「ファイルスクリーンテンプレート」項目を開いた様子

 そして「サーバーリソースマネージャー」の下位層には「ファイルスクリーンの管理」という項目があり、さらにその下に「ファイルスクリーンテンプレート」という項目がある。

 この画面では、どの種類のファイルをブロックするかという、フィルタリングのテンプレートの一覧が表示されている。さらに画面右上の「ファイルスクリーンテンプレートを作成」をクリックすれば、独自テンプレートの作成も可能だ。しかし、いちから設定する必要があるので、少々上級者向け。

ファイルスクリーン画面を開いたところ

 次に「ファイルスクリーン」という項目を開いた。この画面で「ファイルスクリーンの作成」をクリックすると、指定したフォルダーに対してファイルスクリーンの適用を行う「ファイルスクリーンの作成」画面が開く。

ファイルスクリーンの作成画面

 ファイルスクリーンの作成画面では、ファイルスクリーンを適用するフォルダーを指定し、どのファイルスクリーンを適用するかを選ぶ。もちろんここでは、作成した共有フォルダーであるdataフォルダーを指定した。

 また、「ファイルスクリーンのテンプレートからプロパティを取得する」を選ぶと、ドロップダウンリストには、ファイルスクリーンテンプレート項目に表示されていたテンプレートが選べるようになる。ここでは社長のオーダーどおり、まずは仕事と関係ない動画ファイルの保存を禁止するため「オーディオとビデオのファイルのブロック」を選んで適用した。

 そして意気揚々と、次は実行ファイルの保存をブロックするファイルスクリーンを適用を試みたところエラーが発生。エラー画面のメッセージを読み解いてみると、要するにファイルスクリーンは1つしか適用できないとのことだ。

2つめのファイルスクリーンを適用しようとすると、エラー画面が表示された

 「マジですか!? これじゃ、動画と実行ファイルの両方をブロックできないじゃないか!」。うむぅ……。

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