タブをマウスでドラッグして、IE9のウインドウ外にドロップすると、新しいIE9を起動してタブの内容が表示される。また複数起動しているIE9のタブをドラッグし、ひとつのIE9にドロップしてまとめることもできる。また、「新しいタブ」をクリックすれば空白ページが表示されるのではなく、今までにアクセスしたことがあるサイトが表示される。ここから簡単にサイトにアクセスできる。この機能はGoogle Chromeでも使われている。
IE9では新しく、「Notification Bar」というものが、ウェブブラウザーの下に表示されるようになった。これは、IE9が通知する注意をシンプルにわかりやすく表示する機能だ。
例えば、ファイルのダウンロード時にダウンロードの可否を通知したり、サイトのIDやパスワードを記憶する際に通知したりなど、さまざまな通知がこのNotification Barに表示される。
IE9では、ファイルをダウンロードする「ダウンロードマネージャー」も大幅に変更されている。ダウンロードの一時停止や再スタート、ダウンロードしたファイルをダウンロード後にインストールするのか、などが選択できる。機能的にはFirefoxのダウンロードマネージャーとほぼ同じだ。
便利だと感じたのは「Add On Performance Advisor」だ。IE上にさまざまなアドオン(プラグイン)をインストールすると、ウェブブラウザーの起動が徐々に遅くなる。この際に、どのアドオンが起動にどれだけの時間がかかっているかをチェックする機能がこのアドバイザーだ。アドバイザーで問題のありそうなアドオンを探して、無効にすればIE9の起動が遅くなることもない。
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