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チュートリアルで学ぶ電子書籍制作の4つの方法 (1/5)

2010年08月23日 10時00分更新

文●古籏一浩

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(C) David Sifry/CC Attribution 2.0 Generic

 電子書籍の主要なフォーマットの作成方法を解説する連載の3回目は、文字と画像が混在する電子書籍のデータがテーマです。雑誌のような複雑なレイアウトはできませんが、挿絵入りの小説などに使える、もっともオーソドックスな電子書籍を作ってみましょう。

■連載ラインナップ

  1. 文字のみ(小説、文学作品など)
  2. 画像のみ(漫画、絵本)
  3. 文字+画像(挿し絵付きの小説や写真集など) ←今回作成する電子書籍データ
  4. 文字+画像+図版(SVG)(技術書、教科書など)
  5. 動画を含む複雑なレイアウトおよびインタラクティブ要素を含むもの(雑誌など)

 主要なフォーマットのうち、「テキスト(青空文庫形式)」は画像とテキストの混在ができません(*1)ので、今回は以下の3つの形式の電子書籍データを作成します。

  • PDF
  • EPUB
  • AZW/MOBI(アマゾンKindle用)

 第1回と同じく、私の別の連載記事を元原稿として使い、フォーマットごとに作例を作っていきます。

・HTML5 VideoでiPadがデジタルサイネージに!(古籏一浩のJavaScriptラボ 第38回)
http://ascii.jp/elem/000/000/534/534533/


*1 iPadのi文庫HDでは青空文庫でもテキストと画像を混在できます。ただし、同一ページ内には混在できず、画像だけで1ページ全体を消費します。詳しくは前回の記事を参考にしてください。

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