MacBook Proがデスクトップ機になる? 「クラムシェルモード」の使い方
2010年07月20日 19時00分更新
クラムシェルモード専用スタンドを物色する
前述したとおり、クラムシェルモード最大の問題点は「熱対策」だ。キーボードとパームレストからの放熱が物理的に不可能なため、ただ机の上に置くだけという使い方は避けたいところ。できれば底面に風を当てるなど、積極的な対策を講じたいものだ。
普段は「第22回 MacBook Proとの相性バツグンの「mStand」(前編)」で紹介した「mStand」を利用している筆者だが、底面がスタンドに密着しない構造に疑問を感じたため、排熱効率の高そうなクラムシェルモード専用スタンドを購入することにした。
最初に候補に上がったのは、フォーカルポイントコンピュータの「BookArc」。付属のインサートパッドを交換すれば、MacBook Pro 13インチだけでなくMacBook Airなど他機種にも対応できる。表面処理などデザイン的にも申し分なく、4000円台という価格が気にならなければベストチョイスだと思う。
そんなとき、"まな板立て"がいいらしいという声がどこからか……折しも出かけた横浜ロフトでキッチン収納用品売り場を物色したところ、「エポまな板立て」なる製品を発見した。透明なプラスチック製台座と、アーチを描いた2本のアルミ棒で構成されたそのデザインは上々、MacBook Proを挟んでも違和感なさそう。892円(税込)という価格もうれしい。
迷わずGET、帰宅後すぐにMacBook Pro 13インチをセットしたところ、目論見どおり違和感なくセットアップできた。安定感は良好、アーチ部分はアルミ製だけあってデザイン的な違和感も少ない。問題は、MacBook Proと接する部分がアルミ製なだけに、細かい傷が生じてしまいそうなことだ。これは接点となる部分に透明なゴムを貼るなどして対応せざるをえず、次なる宿題となってしまった。それまでは、Apple純正のケースを身にまとったiPadを置くための台として使う予定だ。
筆者紹介──海上忍
ITジャーナリスト・コラムニスト。アップル製品のほか、UNIX系OSやオープンソースソフトウェアを得意分野とする。現役のNEXTSTEP 3.3Jユーザにして大のデジタルガジェット好き。近著には「改訂版 Mac OS X ターミナルコマンド ポケットリファレンス」(技術評論社刊、Amazon.co.jpで見る)など。
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