ガラケーはやっぱりスゴイ！ ケータイの機能をとことん調べてみた 第24回

プリインアプリが豪華なケータイでゲーム三昧！

ゲームは何本インストールされている？

　まずはゲームアプリがいくつプリインされているか。一番多いのはドコモのP-04B。なんと11本のゲームアプリが用意されていた。体験版メインとはいえ、ひとつのアプリで10分、20分は軽く遊べるし、「逆転裁判」のようにストーリーを楽しめるゲームもある。

　次に多かったのはF-07Bで6本だが、こちらも十分過ぎるほど。特にパズル系のゲームはハマるといつまでも終わらなかった。S004は少なめだが「ドラゴンクエストIII」を用意。体験版なので序盤だけとはいえ、RPGはその状態でもスライム倒したり、街を回ったりと時間があっという間に過ぎていく。ソフトバンクは定番のリバーシ、UNO、落ちゲーがある。派手ではないが誰もが楽しめるゲームといえる。それでは各機種でゲームを遊んでみよう。

	ゲーム数	ゲームタイトル
ドコモ 「F-07B」	6	ファミスタワイヤレス FM版、もじぴったん歩き旅、ロジックパズルF、ZOOKEEPER DX F、ケータイ脳力ストレッチング2、ポップンミュージック
ドコモ 「P-04B」	11	ハイパー四川省、リバーシ、リアルサッカー：タッチ対戦、対戦パックマン体験版、みんなのGOLF モバイル3、桃太郎電鉄WORLD遠距離対戦版2年決戦、逆転裁判4 プリインストール版、ガンダムオンラインアドバンス体験版、パワプロMEGA-X LITE、ぷよぷよフィーバーDX BT ver.、対戦☆ボンバーマンWide
au「S004」	2	ガチンコ☆テニスM、ドラゴンクエストIII（体験版）
ソフトバンク 「841SH」	2	パックマンDEパズル、UNO（体験版）
ソフトバンク 「841P」	4	リバーシ、エメラルディア（体験版）、UNO（体験版）、脳眼力トレーニング（体験版）

ロジックパズルで一日遊ぶ!?　ドコモ「F-07B」

　今回もっともクリアに時間がかかりそうだったのが、F-07Bがプリインストールしている「ロジックパズルF」。これは20×20に区切られたマスを表示されている数字を参考に、数字分のマスを塗りつぶしていき絵を完成させるというもの。考えるだけでなく、根気も要求される。1コース10問あり、これが10コース。つまり100問もある。体験版ではないのですべて遊べるが、1問のマスを塗りつぶしていくだけで相当時間が過ぎていく。

　手軽に遊ぶなら「ファミスタワイヤレス FM版」。1Pプレイではたったの1回裏までだが、5分程度の休憩時間にサクッと快勝して仕事へ、といった気分転換にはよさそうだ。

長く遊べそうな「ロジックパズルF」。また最近の機種ではBluetooth機能を用いて、近くにいる友人などと対戦プレイする機能が用意されている

体験版でもいずれも本格的　ドコモ「P-04B」

　オススメは「リアルサッカー：タッチ対戦」だ。ワールドカップという時期的なものもあるが結構盛り上がれる。選択できるチームに制限があり、試合時間も3分だが、その間に解説者のコメントは挟むわ、ゴールを決められると監督は怒るわ、と盛りだくさん。淡々とサッカーをして終わりというわけではない。試合前にはフォーメーションを決めたり、センターから攻めるか、両サイドから攻めるか、難易度を変えたりとやりこめる。

　もうひとつスカッとするのが「ガンダムオンラインアドバンス体験版」。ジムもしくはザクを使って5分以内に10機のモビルスーツを撃破するTIMEATACKモードをプレイ可能。操作をAUTOにしていれば、初心者でもガンガンと敵モビルスーツを撃破できる。逆にじっくり遊びたい人には「桃太郎電鉄遠距離対戦版」や「逆転裁判」がオススメ。逆転裁判はプリインストール版だが、ストーリーを読んでいくので長い時間楽しめる。

リアルサッカーは実際のリーグと選手名でプレイできるサッカーゲーム

製品版では最大6人までのプレイヤーでオンライン対戦できる「ガンダムオンラインアドバンス」

サクッと遊ぶか、じっくり遊ぶか　au「S004」

　「ガチンコ☆テニスM」「ドラゴンクエストIII」はどちらも体験版。ガチンコ☆テニスMはラリーが続かないとすぐに終わる。逆にいえばサクッと勝って気分転換するにはいい。横画面で遊べるのでゲーム機をプレイしている感覚に近いかもしれない。また周りに同じゲームがプレイできる人がいるなら、Bluetooth経由での対戦も可能だ。ドラクエ3は序盤のみとはいえ、仲間を雇ってモンスターと戦うことはできるので、しばらく遊び続けるには十分だ。

ドコモ版に続いて登場したドラクエ3。製品版は前後編に分かれており各630円。体験版のデータを引き継げる

定番ゲームだから誰でも迷わず遊べる
ソフトバンク「841SH」「841P」

　定番ゲームがインストールされているのがソフトバンクの2モデル。エントリー機種ということもあり、グラフィック自体はそれなりなものの誰でも手軽に遊べるだろう。841Pの「リバーシ」は体験版ではなく最後まで遊ぶことができる。難易度は3段階で先手／後手も決められる。「エメラルディア」はテトリス風の落ちゲー。「UNO」はルールを知らなくても解説が入るし、体験版とはいえ勝敗がつくまで遊べる。

エントリーモデルらしく、誰でもルールを知っているようなゲームがインストールされていた

プリインのゲームも数があると遊びきれない！

　今回はドコモの2機種が圧倒的に有利だろう。実際遊びきれないほどだ。パズル系のゲームに野球やサッカーなどのスポーツ、脳トレ、さらにはガンダムに、Bluetooth対戦やオンライン対戦のゲームまでずいぶん豪華だ。もちろん体験版が多いが、設定やオプションを見ると難易度の変更ができたり、サクッと遊んで終わりだけでなく、少しはやりこみ要素もある。さらにゲームだけでなく、電子書籍をプリインストールしていたり、絵文字やアバターを作成するアプリも「楽しめるプリインアプリ」といえるはず。正直存在を忘れがちだが、遊んでみると国産ケータイのお得さが見えてくる。

■関連サイト

• NTTドコモ
• au by KDDI
• ソフトバンクモバイル