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SUPER GTに痛車が参戦! 初音ミク×GSRポルシェ密着レポート ― 第21回

日本唯一最新最強のポルシェがシェイクダウン!

2010年06月17日 15時08分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部 ●写真/加藤智充

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ついに発進! 新型ミクポルシェ(今は別デザイン)

 先日、無事に日本に来たばかりのポルシェ911GT3R(関連記事)。その記者会見が14日に、待望のシェイクダウンが15日に行なわれたのでレポートしよう。

富士スピードウェイで初走行の新型911GT3R。GTAの調整を受けていない「スッピン」の状態で走った。なお、このポルシェ純正デザインも性能調整されていない状態もこの日のみ。次に見るときはGTAのレギュレーション通りに性能を変更され、痛車となった姿だ

 記者会見はポルシェジャパンとCOXが共同で行ない、ポルシェモータースポーツ部門の責任者、ゲルト・シュミット氏は「3年間で50台を販売していきたい」とコメント。また、日本のGTレースへの参戦を歓迎した。自動車媒体も数多く駆けつけ、その注目度の高さがわかる。

記者会見の様子。こちらでは痛車の「い」の字も出なかったが、今回、予定より前倒しで日本へ導入したことで、ポルシェの本気度がわかる

 そして迎えた15日のシェイクダウン。タイヤテストということで、ハンコックの契約ドライバーである木下みつひろ選手が2本走り、最初の感触を確かめた。クルマを降りた木下選手は新型GT3Rを大絶賛し、番場選手にバトンタッチした。また、この日のためにお休みを取って駆けつけた個人スポンサーはなんと40人ほど! これにはゲルト・シュミット氏も驚いていた。

ドイツ本社、ヴァイザッハ、ポルシェジャパンなど、数々のポルシェ関係者が集まった。ポルシェの威信を賭けたニューマシンなだけに、日本でのデータ取りは貴重だ
木下選手の走りを見ながら、何やら相談中の番場選手と佐々木選手大橋監督は早くもiPadをレースに取り入れていた

 番場選手の走行は何度かピットインしつつ無事に終了。クルマを降りたばかりの番場選手に新型の感触を聞くと……。

6年の歳月ってスゴイですね。もはや996とは別のクルマですよ。今日はセッティング云々よりも前に、まずはクルマを理解しなきゃと思いましたね。タイヤとのマッチングだとかセッティングとかはその先の話です。各種電子制御がかなり高性能なんですよ。一般車だと電子制御ってちょっと不自然なんですけど、これは電子制御が働いているのがわからないくらい自然に介入してきます。少しくらい乱暴に運転しても、電子制御がカバーしてくれちゃうんですよ。あとはGTのレギュレーションでどうなるかですね

大先輩である木下選手のアドバイスを真剣に聞くミクポルシェドライバーの2人

 今後を期待させるコメントだ。トラクションコントロールやスロットルブリップ機能を搭載した電子制御スロットルなどのハイテクデバイスで武装した新型GT3Rは、レースでどのように活躍するのだろうか。その後、番場選手から佐々木選手に交代し、最後の走行が行なわれた。雨が降りそうだったので、雨のデータも取れるかも? とのことだったが、スタッフ的には残念ながら、佐々木選手的には幸運にも雨は降らず、路面はドライのまま走行が終了した。で、佐々木選手はどうでしたか?

とても乗りやすいんですよ。電子制御系はちょっとでもリアが滑るとカバーしてくれたり、ホイールスピンを抑えてくれたりね。なので、タイヤもあまり減らないんですよ。でも、ここまでハイテクのクルマって乗ったことなかったから、正直かなり違和感があるというか。今回走っただけでは、まだこのクルマを理解できませんでした。しかし次のSUGOではそうも言ってられないので、頑張らないと!

ポルシェジャパンの関本氏に新型911GT3Rの感想を伝える番場選手走行前、スタッフの話に真剣に聞き入る佐々木選手

 人によっては電子制御に戸惑ってしまうようだ。GTAのレギュレーションでどれほど変更されるかわからないが、スゴイマシンが現われたのだけは確かだ。他のピットで走っていたプロドライバーも思わず覗きにきてしまうほど。このクルマなら表彰台も夢じゃない!?

 なお、この日の走行動画は25日から個人スポンサー向けに配信される。詳しくは公式応援サイトを見てほしい。

レース日と同じくらい盛り上がった
GSRのピットとピット裏

GSRのうちわで涼を取るシュミット氏。あれ、ドイツにウチワの文化ってあったっけ?佐々木選手の走行直前の空模様。佐々木選手の走行が終わると雨が降ってきたという奇蹟!
今回用意された個人スポンサー用特典は缶バッジとGSRステッカー。缶バッジはこの日のためのオリジナルレースの日でもない、休日でもないサーキットにこんなにファンが集まるなんて!
ファンの寄せ書きがミクポルシェを表彰台に導くのだ!台数は少なかったもの、痛車で応援に来たファンもいたぞ
SUPER GTの前身であるJGTCで戦った名車「ユニシアジェックススカイライン」がなぜか走っていた。ホンモノなのか、誰が運転しているのは残念ながら不明。しかし、最新のGTカーと往年のGTカーの2ショットが見られたのには胸が熱くなった
最新の911が走るなら20年前の911が走ったっていいじゃない! 911のビッグバンパーが走っていた(930とも言われるが、930は元々ターボ車の型番)今日がミクポルシェのシェイクダウンとは知らず、たまたま来ていたミクヴィッツも走行に参加! 排気量も馬力も4倍近い圧倒的差に「速すぎて一瞬しか見えなかった」とのこと
この分厚い資料には新型GT3Rのすべてが詰まっているのだろうか?走り終わったあとで「ハンドル切るとなぜかスイッチに当たっちゃうんだよ~」と佐々木選手。レース中は間違って押さないでくださいね(笑)

(次ページへ続く)

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