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SUPER GTに痛車が参戦! 初音ミク×GSRポルシェ密着レポート ― 第38回

アっと驚くミクポルシェ! 最終戦もてぎの予選を2位で制す

2010年10月24日 02時30分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部 ●撮影/鉄谷康博、加藤智充、編集部

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最終戦でミクポルシェが真の覚醒!?
2位でノックダウンをクリア!

 前戦鈴鹿で行なわれたノックダウン予選のときに「過去最高位(4位)で予選を終えた」と書いたが(関連記事)、早くも記録を塗り替えてしまった。

 ノックダウン予選を最終セッションまで勝ち抜いただけでなく、なんと2位という好成績を叩き出し、周囲を大いに驚かせたのだ。もう一度言おう。2位、である。グリッド順位こそ2番手だが、スタート時点で目の前にはライバルのいないフロントローなのである。予選トップの#3 ハセミトミカZが斜め前に1台いるだけで、あとのライバルたちをミクの背後に従えてのスタートとなるのだ。ということは、スタート直後の混乱に巻き込まれる心配もないし、そのまま逃げ切ることができれば念願の表彰台だ。ついにポディウムが目の前に迫ってきた!

 そんな最高の結果で終わったSUPER GT 最終戦 ツインリンクもてぎは、最初から万全というワケではなかった。まず、朝一番のフリー走行では、番場選手も佐々木選手もイマイチ調子が上がらないように見えた。大橋監督にその点を聞くと「朝はセッティングをいろいろ試していたので、不調に見えちゃったかもしれません」とのこと。確かに何度もピットインしてはドライバー交代を繰り返していた。セッティングが合わなかったのか、岩手のスター・佐々木雅弘選手は終盤にスピンしてコースアウトし、この日3回目の赤旗中断を起こしていまった。フリー走行終了時には、「今回大丈夫かな?」という不安があったことは事実だ。同じ思いをしていたファンもいたかと思う。

 だが、このときの試行錯誤が実を結んだのである。

 各種イベントを挟んで迎えた公式予選1回目。ここでは規定のタイム以上の成績を出せば、次のノックダウン予選に進む切符がもらえる。去年ならココをクリアするだけで精一杯だったが、今シーズンはすべて難なくクリアしており、今回もまったく危なげなく通過基準タイム「2'04.615」を上回った。24台中19位、ベストタイムは佐々木選手が出した「1'58.666」という結果であった。

 そしてやってきたノックアウト予選。タイムアタックを重ねてそれぞれ規定の順位に残れなければ脱落していくという、ドライバーにとっては針のムシロ、観客にとっては非常にエキサイティングなルールだ。セッション1は、スタートドライバーを務めた佐々木選手が飛び出していく。ベストタイム「1'55.902」をマークするが、(ウェイトハンディのない)最終戦だけあって他のチームのプッシュも強烈。少々ハラハラさせられたものの、12位で見事に勝ち進んだ。

 次は“世界の番場”こと、番場 琢選手が出発。セッション2で勝ち残れるのは上位10台。果たしてミクは生き残れるのか。ファンもチームスタッフも、固唾をのんで番場選手の走りを見守った。だがそこは番場選手! なんとベストタイムを54秒台に入れ、「1'54.923」で4位という見事な成績でセッション2をクリア! ついに最終ラウンドに駒を進めたのだった。実はこのとき、番場選手は「ちょっとやっちゃった」という。話を聞いてみると……

番場選手 「実は1コーナーで飛び出しちゃったんですよ。かつ、もう時間もない。裏ストレートの時点で残り30秒もなかったんじゃないかな。それでかなり焦って、ここで負けられないと。必死になって走ったら4位という成績で、正直ホッとしてます(笑)」

 あのベストタイムにそんなドラマが隠されていたとは! だが、ドラマはここで終わらなかった。

(次のページへ続く)

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