ベストの設定値を追求して使え!
倍速クリアピクチャーと超解像は、表示品質を左右する2大機能だが、それ以外にもノイズリダクションや、秒24コマのフィルム映像の表示を忠実、あるいは予測補間する「シネマモード」、コントラストを改善するダイナミックコントラスト、映像の明るさに応じてバックライトの明るさを制御する「CRO」、ビデオやゲームコンテンツの視聴に適した「黒白伸張」、寝転がって画面を見上げるときに色バランスを適正に補正する「ルックアップモード」など、多彩な機能を搭載する。
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| 別映像を表示するPinP機能も搭載。子画面(左下のブルーバック)のサイズは3段階、位置は四隅のいずれかに設定できる。さらに子画面単独で超解像を効かせることもできる | 内蔵スピーカーでのサラウンド再生や、高低音の増減、クリアボイスなど音声出力の調整機能も充実している |
これら機能の効き具合は、静止画モードで「スタンダード」「フォト」、動画モードでは「テレビ」「シネマ」「ゲーム」の5種類の表示モードを切り替えて、細かく調整できる。さらに、テキスト表示に適した「IVテキスト」、パソコン画面の色信号を忠実に再現する「sRGB」の表示モードもある。計7種類、それぞれの表示モードで自分なりの画質をとことん追求し、入力信号ごとに、またはリモコン操作で切り替えて使うのがRDT232WM-Zの醍醐味と言える。
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| パソコン画面表示に適した「sRGB」モードでWindows画面を表示。微妙なグラデーションも美しく表現されている | 倍速クリアビジョンや超解像などを有効にした「テレビ」モードに切り替え。さすがにオーバーシュートがあったり、グラデーションが階段状になるが、発色が鮮やかになり、より奥行き感のある画面となった |
![]() | バックライトの明るさムラも抑えられており、肉眼での違和感はまったくない |
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唯一気になるのは、表示回路を高性能化していることもあってか、使用時の消費電力が標準で72Wと高い点だろうか。同時期に発売された同社のオフィス向け低消費電力モデル「RDT232WLM」(23型ワイド)では、標準33Wを達成している。価格もRDT232WM-Zのおよそ半分程度だ。RDT232WM-Zは映像品質にこだわるユーザー向けの、贅沢な一品なのだ。
| RDT232WM-Z の主な仕様 | |
|---|---|
| パネルサイズ | 23型ワイド(グレアタイプ) |
| 解像度 | 1920×1080ドット |
| 視野角 | 左右160度、上下160度 |
| 最大輝度 | 300cd/m2 |
| コントラスト | 1000:1(最大5000:1) |
| 応答速度 | 3ms |
| 映像入力 | HDMI×2、DVI-D、アナログRGB、D5 |
| サイズ(専用スタンド利用時) | 幅546×奥行き230×高さ453mm |
| 質量 | 約6.1kg(スタンド込み) |
| 価格 | オープンプライス(予想実売価格 5万5000円前後) |
| 発売日 | 6月11日 |
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筆者紹介─池田圭一
月刊アスキー、Super ASCIIの編集を経てフリーの編集・ライターに。パソコン・ネットワーク・デジタルカメラなど雑誌・Web媒体への企画提供・執筆を行なう一方、天文や生物など科学分野の取材記事も手がける。理科好き大人向け雑誌「RikaTan」編集委員。デジイチ散歩で空と月と猫を撮る日常。近著は「失敗の科学」(技術評論社)、「光る生き物」(技術評論社)、「これだけは知っておきたい生きるための科学常識」(東京書籍)、「科学実験キット&グッズ大研究」(東京書籍)、「やっぱり安心水道水」(水道産業新聞社)など。
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