SR-S9002
SIIのSR-S9002は、薄くスリムな筐体設計と抜群の軽量性が魅力のモデル。パソコンと接続して本製品を利用できる機能が大きな特徴だ。表計算ソフトなどで作成したデータを取り込み、ユーザー独自の辞書として利用できるカスタマイズ機能なども備える。また、TOEICやTOEFLに対応したコンテンツが充実。英語系のコンテンツを豊富に用意している。
5.2インチのディスプレイは、白黒液晶ながらも640×480ドット表示の高精細なパネルを採用。従来モデルに比べて約2.4倍の高コントラストを実現しているほか、視野角は約3倍の上下左右120度。また、画像表示は16階調に対応しており、モノクロながらも美しい画像を表現できる。
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利用シーンを見極め、ベストなモデルをチョイス
さて、現在、店頭で販売されている電子辞書の中から、注目の製品を4モデルピックアップして比較してみたが、いかがだっただろうか?
今回紹介した4機種の主なスペック | ||||
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機種 | XD-A10000 | V330 | PW-AC910 | SR-S9002 |
メーカー | カシオ | キヤノン | シャープ | セイコーインスツル |
実売価格 | 5万5000円前後 | 2万5000円前後 | 2万8000円前後 | 5万5000円前後 |
サイズ(W×D×H) | 148.5×106.5 ×18.9mm |
142×103 ×20.5mm |
145.6×105.3 ×20.8mm |
141.3×104.4 ×19.7mm |
重量 | 約300g | 約334g | 約324g | 約239g |
画面サイズ | 5.3インチ(528×320ドット) | 4.9インチ(480×320ドット) | 5インチ(480×320ドット) | 5.2インチ(640×480ドット) |
液晶 | カラー液晶(タッチパネル) | 白黒液晶(タッチパネル) | カラー液晶(タッチパネル) | 白黒液晶 |
電源 | 単3アルカリ乾電池×2 | 単4アルカリ乾電池×2 | リチウムイオン充電池/ACアダプター | リチウムイオン充電池(主)/単4アルカリ乾電池 |
インターフェース | USB(ミニB)/MicroSD | USB(独自)/SD | USB(ミニB)/MicroSD | USB(ミニB)SD |
キーピッチ | 約14mm | 約13mm | 約14mm | 約13mm |
ビジネスでガッツリと利用するなら、やはりコンテンツを豊富に揃えた「PW-AC910」や「XD-A10000」がおすすめだ。あらかじめ内蔵しているコンテンツだけで、ほとんどのビジネスシシーンに対応できるだろう。特に「PW-AC910」では、有料ではあるがダウンロードコンテンツとして、電子書籍も多数用意されている。辞書コンテンツを搭載した電子書籍リーダーと考えれば、活用シーンがぐっと広がる。
また、プレゼン資料の作成など、ビジネス上の資料を作成する際に利用するなら「SR-S9002」がイチオシだ。パソコン上から辞書情報をシームレスに利用でき、誤った表現などを防げる。信頼性が重要なビジネスシーンでは、大いに活躍してくれるだろう。
一方、ビジネスより語学の習得に比重おいているなら「V330」のような語学特化したモデルのほうが実用的、なおかつフトコロにも優しい。必要なら、あとからコンテンツを追加すればよいだろう。
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