集め出すと止まらないバラエティ豊富なちょう
ハマり要素のひとつが何といっても、ちょうのバラエティが豊かなことだろう。ちょうの種類は現在、約500種類で、今も増え続けているのだとか。ヤマダ電機LABI1池袋モバイルドリーム館や、東京ガスなど様々な企業、地方自治体などが参加しており、色々な姿のちょうが存在している。
また、捕獲する場所によって出現する種類も変わり、その土地でしか捕まえられないちょうもいるのだそうだ。ちょうを捕まえる楽しみにコンプリートさせる楽しみ、そしてちょっとオトク感を感じさせてくれるのがiButterflyの魅力だろう。中野さんによると、ユーザーは女性や子供を中心にジワジワ増えているとか。
ちょうは、東海道限定の東海道五十三次の待受画像を運ぶ「東海道ちょう」、山の手線各駅を飛ぶ謎の「山手ちょう」、意外な英単語の意味を教えてくれる「単語ちょう」などユニークなものばかり。しかし、中には時間限定で動画を配信するちょうなどもいて、一度ちょうを捕まえる快感を味わうとやめられない。中野さんいわく、
「iPhone振っている人が駅前にいっぱいいたらすごくヘンだな、と思って」
とのこと。さらにiPhoneを振っている人を見かけて、「どうしたの?」と聞かれることで、また新たなコミュニケーションがうまれるツールになる。そういった伝播力の強さもiButterflyの強みだ。なお、現在は実験期間とのことで、アプリが楽しめるのは5月末まで。
いろんな人に遊んで楽しんで得してもらえるコミュニケーションアプリをめざして、iButterflyを開発した電通。さて、広告業界のもう一方の雄、博報堂DYメディアパートナーズはいったいどんなAR広告を打ち出してくるのだろうか?
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