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T教授の「戦略的衝動買い」 第94回

Suicaの残高が見える! 電子マネービュアー「RELET」

2010年04月08日 17時00分更新

文● T教授

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オートチャージの人には無用!?

 RELETが対応するカードは以下の通り。


■対応電子マネー

Edy(おサイフケータイ)、JR東日本「Suica」、セブンイレブン「nanaco」、イオングループ「WAON」


■キングジムの動作確認済み

北海道「Kitaca JR」、札幌市交通局「SAPICA」、関東地方の鉄道・バス「PASMO」、JR東海「TOICA」、JR西日本「ICOCA」、関西地方におけるJR利用分の鉄道・バス「PiTaPa」、高松琴平電気鉄道「IruCa」、広島地方の鉄道・バス「PASPY」、JR九州「SUGOCA」、福岡市交通局「はやかけん」、西鉄「nimoca」

 その使い方は極めて簡単だ。残高を知りたい電子マネーカードの上にRELETを重ねて中央のボタンを押すと、液晶部分に残高がすぐさま表示される。

 重ね具合が悪かったり、非対応のカードを重ねり、残高が論理エラーで正しくない可能性がある場合は、液晶表示部に、Err 1/Err 2/Err 3といったエラーコードが現れる。

どこのどんなカードでも読めるわけではないので、購入前には注意が必要。例えば、お財布ケータイは非対応だ(RELETで確認する必要もないが……)

対応した電子マネーを正しく認識し、読み取ると、液晶部分に現在の残高が表示される。筆者は、液晶表示部の左側に書かれた「¥」マークがやけに気に入ってしまった

読み取り位置がずれていたりすると「Err 1」という読み取りエラーコードが表示される

多くの非対応カードでは「Err 2」というエラーコードだ

 ただし、View Suicaのような、改札機と連動して一定の残高を保つようにした「減らない電子マネー」の持ち主にとっては、RELETは、「短期間だけ自慢出来るガジェット」以外の何物でもない。

 発売後、一週間が経過して、周囲に自慢できる人の居なくなった筆者は、表示された数字やその合計で占いをやったり、どっちがおごるか?といった状況で、じゃんけん代わりに「RELET」を使っている毎日だ。

名刺入れにもなるRELET専用ケース。別売で、定価は1365円。ポリエステルだが、軽量で手触りはなかなかいい。筆者は黄緑色を購入したが、ほかに茶/オレンジ/ネイビーがある

別売ケースにRELETを収納すると、本体のほとんど隠れてしまう。メカ感がなくなってガジェット性は薄れ、ごく普通の定期入れ感覚で携帯できる

背面にはスライド窓の付いた定期入れスリットがあり、通常、ここに電子マネーカードを入れておくと、常にRELETのボタンを押すだけで残高確認が可能となる

 もちろん、現金を余り持ち歩かず、自分で金額を確認してその都度チャージをするような几帳面な電子マネーユーザーにとって、「RELET」は極めて便利な道具だろう。いずれにせよ、本格的普及には現金払いと電子マネー払いの主従逆転が前提だ。

 ビジネス的にハードルは高そうだが、SuicaからEdyに転送チャージできるとか、他人のEdy残高を自分のnanacoに移動するとかが当たり前のように実現するようになれば普及も早いだろう。

 残高を知るためだけに、8379円払えるかどうかだが、ガジェット自慢のための投資として前向きに考えるか、昼食代を節約して余った予算で買うかは、ユーザー次第だろう。


今回の衝動買い

アイテム:電子マネービュアー「RELET」(EV10)
定価:8379円(ヨドバシカメラ・マルチメディア上野にて購入)


T教授

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

 

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