手前味噌で申し訳ないが「月刊コミック電撃大王」に連載中で、TVアニメも大好評オンエア中の「とある科学の超電磁砲(レールガン)第1巻」のDVDとBlu-rayが1月29日から発売開始された。
我々のフィールドワーク拠点であるアキバは、街のあちこちに超電磁砲の弾幕が貼られ、ロックオンから逃れることができない戦況となっている。
見なきゃもぐりだろ?
「とある科学の超電磁砲」
この記事を読んでいる神のお前らには、釈迦に説法、神に説教かもしれないが、畳み掛ける展開を見せるストーリーに魅力あるキャラクタ(っつーか女の子だね)。アクションシーンに笑いに萌えと、ちょっぴりHなサービスシーンなどが29.97fpsにぎっしり詰め込まれた作品だ。宣伝臭いうたい文句が並べ立てられているが「レールガンを知らない」なんてアキバで口にしたなら「お前モグリだろ!」ってツッ込まれること確実。なにせ知り合いのメイドさん曰く「今一番やりたいコスプレなの~。テヘっ♪」ってなモンなのだ。
テレビでは現在16話あたりまで放映されているが、第1巻に収録されているのは1話~3話。人物や世界観の説明で終わりがちな冒頭にも関わらず、アクション、萌え、急展開(え!もうっ!)が楽しめるだけでなく、しょっぱなの1話からシャワーシーンあり! しかもLilyな展開だ! うはー! 放送局によって異なっていた湯気の透明度だが、DVD版はどれだけ透明化されるのかっ! それは見てのお楽しみってコトで。
またアキバでは発売日に即完売となったカッコイイ主題歌は、ノンテロップ版OP/EDとして収録されているのも魅力。数量限定の初回限定版特典では、コミックス版イラストのボックス仕様に加え、原作の書き下ろし小説もセットになっている。この小説は、すべてを集めると1冊の文庫になる(どうやら「禁書目録」ともリンクするらしい)という甘いトラップも仕掛けられているので、そうと分かって釣られてみるのも一興だ。
編集部にジャッジメント現る!
罵られて最高っす!ハァハァ
超能力のレベルは0だが、普段からレベルアッパーを使い毒記事を世に送り出している俺。しかしレールガンの舞台となっている常盤台まで、その悪行が伝わってしまったのか、編集部にジャッジメントが現る! なんと「お姉さまっ!」「~~ですわっ!」でおなじみ黒子役の新井里美さんその人だ。
はじめは絵に魅せられて、頭に花の咲いた(別にバカってわけじゃなく、ほんとに花が咲いてるキャラなのだ)初春に一目ぼれしていたが、回を追うごとに黒子の声が耳から離れなくなり、その中毒性が問いただされている。同志の多くが釘宮病にかかったように、新井病もひたひたと蔓延しつつあるようだ。
当初はDVDのプロモーションのため、編集部員Kにノベルティーを渡し、和やかに発売告知や編集部の治安に関する意見交換を行っていた。
そこで聞いた新井 里美さんの普段のトーンは、やさしくなった黒子の声。美琴に言い寄る黒子の声を1オクターブ下げた感じといったところだ。どうやらアフレコでは、テンションを揚げて「ですわっ!」を連呼しているようだ(レベルアッパーの容疑あり!)。そんなボイスでプロモーションされたら、おでん缶と飴で買収、いや、素晴らしいノベルティを頂いたら記事を掲載せずにはいられまい。それが大人の社会ってヤツだ。
しかーしっ! なんとプロモーションはフェイクだったことが判明!
筆者を見つけるやいなや
「あなたが駄目ライターですのっ!」
と、筆者の上にテレポート!
これがそのときの音声ですの。クリックで再生しますわ |
「はっはいっ……、僕が駄目ライターの藤山です――」
その黒子のホンモノの声は、劇中の鉄矢のごとく俺のハートをズギューン! なぜかDVDのパッケージを手にしていたっ! さっ、さすがは、レベル4のテレポーターだぜ……。ASCII.jp編集部に来たのは、やっぱり社内の風紀を守るためだったのか……
「もう初春(ういはる)ちゃんに浮気しません! レベルアッパーも使わずに原稿書きます!」
と約束をして、なんとか連行されずにことなきを終えた。とはいえ、黒子さんに踏まれるのは至福の喜び。テレビアニメでジャッジメントに制裁される悪役に自分を写し、この感動を胸に秘めたまま最終回まで猛烈に「とある科学の超電磁砲」を応援するぜっ!
※この原稿はレベルアッパーを使用して書いていますが、危険なので真似しないでください。黒子には内緒です。なおノベルティーは、スタッフがおいしくいただきました。