ライブウォールペーパーで派手目のデスクトップ
搭載されているAndroid OSも最新の2.1である。Android OS 2.1の機能として追加されたのが、アニメーションなどを活用した“ライブウォールペーパー”。初期状態の壁紙もカラフルなドットが縦横無尽に動き回るもの。さらに、画面の切り替わり時や、アイコンのスクロールなどにもアニメーションやエフェクトが使われており、見た目も派手で華やかな印象を受ける。
HT-03Aが対応している1.6と比較すると、アプリケーション一覧の呼び出しが、位置は画面下と変わらないものの、スライド式ではなくアイコンボタンになった。
また、ボタンの左右に、現在表示されているデスクトップがマルチデスクトップの何枚目なのかが、点で表示されている。デスクトップの切り替えは従来どおり、スライドさせてもOKだが、この点の部分をタップしてもスライドするようになっている。それ以外に大きな変化は無く、1.6以前のAndroid端末を使っていたユーザーでも迷うことはないだろう。
日本語ロケール搭載で日本語化可能
日本では発売されていないNexus Oneだが、ロケール(地域/言語設定)の設定に日本語が追加されており、メニュー表記などを日本語にして使用可能。日本語対応のフォントも搭載されているので、日本語のウェブサイトも問題なく閲覧できる。
日本語IMEは標準では非搭載だが、“Android Market”には「OpenWnn Plus」や「simeji」など日本語IMEがアプリとして登録されているので、ダウンロードしてインストールすれば、日本語入力も問題なく行なえる。この辺はAndroid OSならではのメリットである。
ウェブサイトの描画もスムーズで、特に無線LANがIEEE802.11nに対応したこともあり、無線接続時のブラウジングが快適である。ただし、マルチタッチには非対応のため、タップによる拡大縮小は可能なものの、微調整がやや不得意。このあたりの操作性はiPhoneに軍配があがる。
なおFlashについては、現状ではFlashはLite版となっており、動画サイトなどの閲覧はできない。ただしFlash Player 10.1が今年前半にリリース予定となっており、いずれ閲覧できる可能性はある。
カメラは500万画素!
撮影して即座にSNSへアップ
カメラ機能は500万画素で、レンズは本体背面に装備されている。ストロボも搭載されており、暗い室内での撮影にも対処できる。 またメニューから撮影した画像をSNSへ送信する機能も搭載している。
日本からの購入は、かなり面倒!?
一般販売されたとはいえ、現状では注文も発送先もアメリカ、イギリス、シンガポール、香港の4ヵ国からのみとなっている。日本から販売サイトにアクセスしても、“対応していない国です”と表示され、オーダーすることはできない。
どうやらIPアドレスなどを見て弾いているようで、プロクシを使えばオーダーできる画面にアクセスすることは不可能ではない。だが発送先も日本を指定できないので、日本から購入する場合はハードルは高そうだ。
しかし、スマートフォンとしてはストレスなくサクサク動作し、大きさも比較的コンパクト。日本での販売を期待したいところだ。