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今年もやるぜっ! 2009年CPUクーラー最強王者決定戦 ― 第1回

CPUクーラー2009年発売モデル最強王座はどれだ?【第1回】

2009年12月25日 17時00分更新

文● 宇野 貴教

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 年末年始の時期に行なっている、その年発売されたCPUクーラーを一気に検証する「CPUクーラー王者決定戦」。4年目を迎える今年も、昨年よりパワーアップした特大ボリュームでお届けする。なお12月上旬現在、販売が終了しているものや、入手困難なもの、および特定のソケット専用の製品は今回の候補から外している。

写真は検証した製品の一部。今年は全39製品を検証した

セットアップ

 テスト環境はCPUに「PhenomII X4 965 BlackEdition(3.4GHz、TDP125W)」、マザーボードにASUSの「M4A79T Deluxe」を用い、CPUクロックは3.4GHzから3.6GHzへオーバークロック、CPU電圧は1.35Vから1.40Vに昇圧して行なった。ワットチェッカーを用いた計測ではアイドル時(CnQオン)が72W、高負荷時が208Wであり、CPUの消費電力は130W前後と見てよいだろう。
 テストは前年同様(関連記事)、マルチスレッド対応版のツール「Prime95」を使いCPUの4コアすべての負荷を100%にし、そのまま8~10分程度負荷をかけ続けてから、フリーソフトの温度計測ツール「Core Temp」のCPU温度を計測している。アイドル時は高負荷計測後にまた8~10分程度経過してからのCPU温度を計測した。同時にメモリのヒート、チップセット、VRMの3ヵ所にデジタル温度計を取り付け、その温度も計測している。これは周辺コンポーネントへの冷却性能を測定するためだ。その他の計測条件として、

・設置はまな板スタイルでケースには取り付けていない
・CnQは常時オフ
・高負荷時のファンの回転速度は100%フル回転
・アイドル時はマザーボードのファン制御機能による低速回転
・室温は20~22℃

 で行なっている。ファンノイズは筆者のベンチ環境があまり静かでないこともあり、あくまで参考程度にとどめておいてもらいたい。今回のテストでは、アイドル時のファンノイズは40~42dBAのものが多いが、42dBA以下であればほとんど気にならず、45dBAを超えるとちょっと耳障り、50dBAを超えるとうるさく感じるレベルであった。
 また、公平を期すため製品付属のCPUグリスは使わず、すべての検証においてAinex製のグリス「PA-070」をヘラで薄く延ばしてCPUに塗りつけている。

テスト環境
CPU Phenom X4 II 965 BlackEdition(3.4GHz/TDP125W)
マザーボード ASUSTeK「M4A79T Deluxe」(AMD 790FX)
メモリー DDR3 PC-10600 1GB×2枚
HDD Seagate「ST2160812AS」(160GB SerialATA)
OS Windows 7 Ultimate (32bit)

 テストの内容はマルチスレッド対応版のツール「Prime95」を使ってCPUの全コアに負荷をかけてファン速度を100%にする。このまま10分間負荷をかけ続けた後、マザーボード付属のセンサーツールでCPU温度を読み取って計測した。同時にVRMとチップセットのヒートシンクにデジタル温度計のセンサーを取り付け、その温度も読み取っている。これはCPUだけでなくその周辺も冷却しているかどうかをチェックするためだ。また、アイドル状態は定格クロックと定格電圧でOSを起動させ、そこから3分間ほど放置したあとの温度を計測した。このときのファン回転速度は30%にしている。
 なお、ファンノイズも計測したが、幹線道路沿いの部屋というあまりよろしくない計測環境のため、これはあくまで参考記録にとどめておいてもらいたい。また、室温は20℃±2程度でテストを行なったが、マザーボードユーティリティの表示温度は最低で13℃を表示した。そのため、実温度は掲載している数値の+8~10℃程度だと予想される。

AMD製CPU最速の「Phenom II X4 965 Black Edition」。TDPは125W
ASUSTeK製「M4A79T Deluxe」。AMDのチップセット“AMD 790FX”を搭載し、オーバークロック耐性を向上させる「Advanced Clock Calibration」をサポートするSouth bridge「SB750」と組み合わされたSocketAM3対応マザーボードだボードに電源とリセットボタンが搭載されている。再起動を繰り返すオーバークロックには非常に便利。ほかにもボタン一つで容易にオーバークロック可能なTurbo Key機能を搭載している
電源回路には安定した電力供給を可能にする8+2フェーズ回路を採用。チップセットとVRMは銅製ヒートパイプ+ヒートシンクで冷却する構造だ拡張スロットはPCI Express(2.0)x16×2、PCI Express x8×2(x16形状)、PCI×2という構成
温度計 騒音計
CPUだけでなくその周辺も冷却しているかどうかをチェックするために、VRMとチップセットのヒートシンクにもデジタル温度計のセンサーを取り付けた騒音計でファンノイズを計測。CPUから約15cmほど離れた場所で計測した。ほぼバックプレートの真上のリアファンが位置する場所である。CPUファンが停止している時の騒音は約34dBだったので、これを基準に各製品でどれだけ騒音が大きくなったかを見てもらいたい

※:セットアップの項目に、CPUグリスに関する記述を加えました。(2010年8月27日)

(次ページへ続く)

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