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注目のPCケース、Thermaltake「Level10」を愛でる!

2009年12月13日 23時59分更新

文● 近江 忠

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ツールレスでドライブの換装が可能!

 では次に内部を見ていこう。ケースを開けるためには右側面にあるロックを解錠しなければならない。ロックは2つ用意されており、1つは光学ドライブ・HDDエリア、もう1つはマザーボード・電源ユニット・サイドパネルの施錠が可能だ。
 各ブロックの開閉は、下の写真のように電源部・マザーボード部・5インチベイ部分は観音開きのような形をとる。一方各ドライブが独立している3.5インチベイ部分はスライド式のカバーとなっており、上から2つにSerial ATAのコネクタが用意されている(残りの4つは非搭載)。

サイドパネルにある2つの鍵穴。1つは光学ドライブ・HDDエリア、もう1つはマザーボード・電源ユニット・サイドパネルの施錠が可能

電源部・マザーボード部、5インチベイ部分の3ヵ所は観音開きのような形で開くようになっている

マザーボードを搭載してみたところ。マザーボード部分のカバーは観音開きとなっているため、あまりに巨大なCPUクーラーを使用すると、開閉する際にカバーに接触してしまう可能性があるので注意

3.5インチベイ部分のカバーは、ロックを外すだけでスライドして取り外すことができる。取り付けもツールレスでできるようになっている。ちなみに上から2段がSerial ATAのコネクタが接続されており、そのほかはユーザー自ら取り付け作業が必要だ。右写真は2段目と3段目を撮影したところ

 マザーボードユニットの内部には、前面部分に赤色LEDを内蔵した14㎝角ファン×1(1000rpm, 16dBA)、リア側には同じく赤色LEDを内蔵した12㎝角ファン×1(1300rpm,16dBA)を搭載。そしてHDDユニット部にも6㎝角のファン×2(2500rpm, 19dBA)を搭載している。ケースに電源を入れるとマザーボードユニットの横に用意されているエアインテークから、LED搭載ファンの赤い光が漏れるという仕組みだ。

マザーボードユニット部分のフロント側に装着されている赤色LEDを内蔵した14㎝角ファン

こちらはリア側に用意されている同じく赤色LEDを内蔵した12㎝角ファン

マザーボードユニットのカバーにはエアインテークも用意されている。ここから漏れる赤色LEDの光がまたシックなのだ

電源を入れてみたところ。長時間露光で撮影したため、このように全体は発光しないが、イメージはつかんでもらえるだろう

動作時に内部を開けてみると、このような感じになっている。やはり光量的に目立つのはファンに内蔵された赤色LEDだ

値段は高いが間違いなく満足できる逸品!

 以上この製品を見てきたが、実売で9万円前後と、秋葉原で登場したPCケースの中でも群を抜いて高価だ。ただ、そこにはデザインに対する面白み、洒脱さ、プレミア感などが存在するのも確か。2009年を代表するPCケースというのは万人が認めるところであろう。高級感があり、既存のデザインに飽きたらず、長く使うPCケースを求めるなら、筆者ならば今なら間違いなくこの製品を推すだろう。

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