ツールレスでドライブの換装が可能!
では次に内部を見ていこう。ケースを開けるためには右側面にあるロックを解錠しなければならない。ロックは2つ用意されており、1つは光学ドライブ・HDDエリア、もう1つはマザーボード・電源ユニット・サイドパネルの施錠が可能だ。
各ブロックの開閉は、下の写真のように電源部・マザーボード部・5インチベイ部分は観音開きのような形をとる。一方各ドライブが独立している3.5インチベイ部分はスライド式のカバーとなっており、上から2つにSerial ATAのコネクタが用意されている(残りの4つは非搭載)。
マザーボードユニットの内部には、前面部分に赤色LEDを内蔵した14㎝角ファン×1(1000rpm, 16dBA)、リア側には同じく赤色LEDを内蔵した12㎝角ファン×1(1300rpm,16dBA)を搭載。そしてHDDユニット部にも6㎝角のファン×2(2500rpm, 19dBA)を搭載している。ケースに電源を入れるとマザーボードユニットの横に用意されているエアインテークから、LED搭載ファンの赤い光が漏れるという仕組みだ。
値段は高いが間違いなく満足できる逸品!
以上この製品を見てきたが、実売で9万円前後と、秋葉原で登場したPCケースの中でも群を抜いて高価だ。ただ、そこにはデザインに対する面白み、洒脱さ、プレミア感などが存在するのも確か。2009年を代表するPCケースというのは万人が認めるところであろう。高級感があり、既存のデザインに飽きたらず、長く使うPCケースを求めるなら、筆者ならば今なら間違いなくこの製品を推すだろう。