BD/DVDドライブ不要の仮想DVDソフト
Phantom CD
ネットブックの問題は、光学ドライブが内蔵されていないことだ。そのため、アプリケーションをインストールするには大抵の場合、USB接続の外付けDVDドライブが必要になる。しかし、DVDドライブはアプリケーションのインストール時に必要になるだけで、それ以外はほとんど必要としない。
そこで、ネットブックにDVDドライブを仮想的に作る仮想ドライブソフト「Phantom CD」を紹介しよう。DVDイメージ(ISOイメージファイル)を仮想的なDVDメディアとして利用するソフトだ。これなら、ほかのパソコンで作ったDVDイメージを、USBメモリーやLAN経由でファイルをコピーして使える。
Phantom CDは仮想DVDだけでなく、Blu-rayディスク(BD)にも対応した仮想ドライブソフトだ。インストールすると、ネットブック上に仮想ドライブが作成される。後は、HDD上のBD/DVDのイメージファイルをマウントするだけで、すぐに利用できる。
もちろん、BD/DVDメディアをイメージファイル化する機能も持っている。BD/DVDドライブを持っているパソコンで、BD/DVDメディアをイメージファイル化できる。後は、イメージファイルをネットブックにコピーするだけだ。
エクスプローラーから使えるオンラインストレージ
Gladinet Cloud Desktop
ストレージ容量の少ないネットブックを使っていると、問題になってくるのがファイルの保存場所だ。そこで紹介するのが、オンラインストレージを仮想ドライブ化して、エクスプローラーから利用できる「Gladinet Cloud Desktop」というソフトだ。
例えば、マイクロソフトがWindows Liveで提供しているオンラインストレージ「SkyDrive」は、無料で25GBと大容量だ。しかし、ファイルのアップロードやダウンロードはウェブブラウザーから行なうため、ちょっと使いづらい。
そこでGladinet Cloud Desktopを利用すれば、オンラインストレージが仮想ドライブとしてエクスプローラーに表示されるので、まったく同じ使い勝手でファイルをコピーしたり、保存したりできる。またこのソフトは、複数のオンラインストレージサービスを同時に利用できる。無料で提供されている「Gladinet Cloud Desktop Starter Edition」は、有料版に比べるといくつか制限はあるが、Google DocsやPicasa、Amazon S3などにも対応している。
オンラインストレージを使う利点は、ネットブックのストレージを拡張するだけではない。ネットブックに保存したファイルをほかのパソコンと簡単に共有できる。これなら、ネットブックで保存したファイルを、いちいちほかのパソコンにコピーする手間が省ける。
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