物欲AVコモノ道 第25回

机上で使えるオーディオアンプ「Prodino CORE-A55」を試す

パソコンの音をいい音で聴きたい

　単にパソコンと接続するだけでなく、さまざまなデバイスとの接続が想定されていることもCORE-A55の大きな利点だ。S/PDIF端子が用意されているので、たとえばCDプレーヤーとデジタルで接続し、純粋なAVアンプとして使うといった使い方にももちろん対応できる。

　コンパクトかつスタイリッシュな本体であることを考えると、たとえばリビングにCDプレーヤーとともに設置し、CD、あるいはSDメモリーカードやUSBメモリ内の音楽を気軽に聴くシステムとして使ってもいいだろう。

　ちなみに、CORE-A55はスピーカーとのセットになっているが、本体のみの「KAF-A55」（実売2万5000円前後）もある。手持ちのスピーカーを使いたい、もしくは付属のものよりいいスピーカーを使いたい、という場合はKAF-A55を選ぶといいだろう。

　iPodが普及したことでパソコン内に大量の音楽が蓄積されるようになり、それに伴ってパソコンの音楽をいい音で聴きたい、というニーズは広がっている。

　現状、そのニーズを満たす製品として数多くのメーカーから高品位なアクティブスピーカーがリリースされているが、“もう一歩先”に進みたいと考えたときに適当なソリューションがなかった。CORE-A55はこうした要望に応えられる製品として、貴重な存在だと言える。

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