指でカメラに指示する楽しさ
斜めに歩いてるくらいなら自動追尾AFが活躍。歩いてる猫と一緒にAF枠が動いてくのはけっこう楽しいのである。
ちょっと遠かったので望遠にして撮影。
動き回ってなくても自動追尾は便利。顔のあたりに合わせ、こっちに顔を向けるのを待って撮影。自動追尾でAFを合わせ続けてくれるので、半押しにしてじっと待たなくてもいいのだ。
人に馴れてるらしく、近寄っても逃げなかったので、広角側にしてぐぐっと寄って撮影。広角ならではの遠近感がちょっと面白い。
最後はうちの猫を。広角端で顔がちゃんと見える瞬間を見計らって撮影。
実際、自動追尾AFでなきゃ撮れないシーンはあまりないんだけど、ついつい指でスクリーンを押しちゃう。「おれはこれを撮りたいんだ~」と指でカメラに指示する感じが楽しいんだと思う。楽しいのはいいことである。
ちなみに、930ISは5倍ズームなんだけど、広角側の方が写りがいいので、広角メインで撮りたい人にお勧めかな。
筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。
*次回は 9月4日掲載予定
■Amazon.co.jpで購入
この連載の記事
-
第866回
デジカメ
5倍や10倍望遠で撮れ、Sペンがリモートシャッターにもなる「Galaxy S24 Ultra」は猫撮影で重宝する -
第865回
デジカメ
4つのカメラを搭載したサムスン電子「Galaxy S24 Ultra」は猫の顔アップもピシッと撮れる -
第864回
デジカメ
”猫撮影の基本”第3弾! 背景やボケ具合をコントロールするとよりイメージどおりの写真が撮れる -
第863回
デジカメ
”猫撮影の基本”第2弾! 広角と望遠の特性を知って使い分けると写真のバリエーションがぐっと広がる -
第862回
デジカメ
構える高さを工夫すると猫写真は大きく変わる! 新年度なのであらためて猫の撮り方ノウハウをご紹介 -
第861回
デジカメ
10年前に撮った猫とまさかの再会! 数年ぶりに出会っていた猫たちの写真をライブラリーから探し出した -
第860回
デジカメ
膝の上で気持ちよさそうにしている猫を親指シャッターやアクロバティックな体勢で自撮り! -
第859回
デジカメ
富士フイルム「X100VI」は発売前から大人気! 歴代「X100シリーズ」で撮った猫写真を集めてみた -
第858回
デジカメ
ぱぱっと設定できて程良い距離感で猫が撮れる! 富士フイルム「X100VI」は楽しい趣味カメラだ -
第857回
デジカメ
噛んだり、テレビを見たり、眠ったり……うちの黒猫ミルならではの瞬間を狙ってみた -
第856回
デジカメ
望遠に強い「OM SYSTEM OM-1 Mark II」+100-400mmレンズで寝ている猫を“どアップ”で撮影 - この連載の一覧へ