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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第116回

タッチパネル搭載「IXY」の自動追尾AFで猫を追え!

2009年08月28日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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ゴツゴツした石を枕にお昼寝中。石と石の間隔がちょうどよかったらしい(2009年8月 キヤノン IXY DIGITAL 930IS)

 2009年も秋のコンパクトデジカメ新製品の季節がやってきた。夏あたりから発表がはじまり、発売は8月から10月という感じなのだが、ひとあし早くキヤノンの「IXY DIGITAL 930IS」を使う機会があったのである。で、面白そうなので猫を撮ってみた。

「IXY DIGITAL 930IS」

「IXY DIGITAL 930IS」

 930ISを取り上げたポイントは、タッチパネルと自動追尾AF。930ISの液晶はタッチパネルになっており、指で「これを撮りたい」って画面を直接触ると、それを自動的に追いかけてくれるのだ。しかも「サーボAF」が働くと、シャッターを半押しにしててもずっと被写体を追い続けてくれる。

IXY DIGITAL 930ISで猫を撮ってみるの図。指でポンと押してやると、このように白い枠が現れる。あとはその枠をチェックしつつ撮影するだけ

IXY DIGITAL 930ISで猫を撮ってみるの図。指でポンと押してやると、このように白い枠が現れる。あとはその枠をチェックしつつ撮影するだけ

 自動追尾AFを搭載したデジカメはいくつもあるけど、たいていは何らかの方法で自動追尾AFモードにし、被写体を中央において自動追尾させなきゃいけない。しかし930ISは「AUTO」モードにしておけば、撮りたい被写体を触ると自動的に自動追尾&サーボAFに切り替わる。自動追尾だと都合が悪くなったら、解除すれば通常のAFに戻る。この辺の「ダイレクトな感じ」がいいのだ。

 では撮ってみるぞ、ってんで遠くにいた猫を狙ったら……とことことこと近づいてきて目の前でごろん。ああ、さすがにすごい勢いで近づいてくる猫を追尾するのは無理でした。

 しかもいきなり腹を見せて「撫でろ撫でろ」とうるさい。しょうがないので撫でてやりつつ撮影。

腹の見せ具合が無防備すぎです。この猫。一応自動追尾で撮ったけど、これなら追尾しなくてもよかったですな(2009年8月 キヤノン IXY DIGITAL 930IS)

腹の見せ具合が無防備すぎです。この猫。一応自動追尾で撮ったけど、これなら追尾しなくてもよかったですな(2009年8月 キヤノン IXY DIGITAL 930IS)

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