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女子校生の上を行く! 携帯電話節約術 第7回

仕事で使った通話料はキッチリ会社に請求!

2009年06月22日 16時00分更新

文● 小林 誠/ゴーズ、ASCII.jp編集部

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方法その3
1台のケータイに
もうひとつの番号を付け加える

 ここまでのやり方は、あくまでケータイ1台、電話番号も1つという方法。しかし、ドコモとソフトバンクでは「1台で2つの電話番号」を持てるサービスが存在する。

 仕事専用の番号をもうひとつ作り、その番号だけを仕事のみに使えばいいというワケだ。請求書は番号それぞれで発行できるし、明細書の発行も可能。なお以下の事例では2つの番号を同じ名義人として考えている。

NTTドコモの場合

 ドコモには1台のケータイに複数の番号を持たせる方法として、「マルチナンバー」と「2in1」の2種類がある。まずこの違いを整理しておこう。

マルチナンバーとは?

  • 1台のケータイに最大2つの電話番号を追加できる(1台3番号も可能)
  • 付加番号1つにつき月525円
  • 請求書を分けた場合、付加番号1つにつき月157円追加(まとめた場合は不要)
  • 明細書作成の場合、付加番号1つにつき月105円

2in1とは?

  • 電話番号にBナンバーを付加する
  • Bナンバー用のメールアドレスを追加可能
  • 専用料金プランに申し込みが必要(基本使用料は840円~)
  • それぞれのナンバーで請求書が作成される。ともに無料
  • 明細書作成の場合、それぞれ月105円(いずれかだけも可能)

 マルチナンバーは、1台のケータイに複数の番号を割り当てられ、発信ごとにどちらの番号から電話するかを選択でき、それぞれの番号ごとに請求書が送られてくるという感覚だ。

 一方、2in1はケータイ2台分の機能が1台に収められたという感覚に近い。2つ目となるBナンバーにも基本使用料が必要で、もっとも安いベーシックプランは月840円だが、上のコースを選ぶと基本使用料が高額になる代わりに、無料通信分が存在し、通話料の単価も安くなる。

 プライベートと仕事とで完全にモードを切り替えるような使い方をするなら2in1だが、「仕事用の通話代を分ける」だけならマルチナンバーのほうが楽だろう。さらに重要なのはどちらを使っても「iモード使用料」「パケ・ホーダイ ダブル」は1台分で済むという点もメリットである。

  ドコモ2台持ち 1台目+2in1(タイプSS) 1台目+マルチナンバー
基本使用料 1960円(980円×2) 1960円(980円×2) 1505円(980円+525円)
iモード使用料 630円(315円×2) 315円(1台分) 315円(1台分)
パケット定額代(下限) 980円(490円×2) 490円(1台分) 490円(1台分)
合計 3570円 2765円 2310円

ソフトバンクの場合

 ソフトバンクなら実質0円端末もあるので「2台持ちでいいのでは?」と思う人もいるだろう。だがソフトバンクの1台2役のサービス「ダブルナンバー」は基本料金が140円安くなるのがお得だ。

 また、2台持ちした場合、どうしても解約の可能性が残る。そうなると第6回(関連記事)で触れたように端末代の残金が発生するケースもあるので、通話料金を分けるためだけに2台持ちをするのは避けた方がいいだろう。

 ダブルナンバーの特徴は以下の通りだ。

  • Bナンバーのホワイトプランの基本使用料が月840円
  • Wホワイトへの加入も可能
  • 番号ごとに請求書と明細書の発行が可能。郵送の場合、月210円
ダブルナンバー

2in1やダブルナンバーのもう1つのメリットとしては、片方の番号のモードに完全に切り替えることができる点もある

 このダブルナンバーは、ドコモで言えば「2in1」に近いサービスである。基本使用料が必要な代わりに、電話番号もメールアドレスもそれぞれの番号ごとに持つことができる。

 ダブルナンバーのホワイトプランは基本使用料が常に140円安いだけでなく、ドコモと同じくウェブに接続するための「S!ベーシックパック代」が1台分で済む。さらにBナンバー向けの「パケットし放題」は下限額が0円。つまり仕事で通話だけに使うのであれば1台分で済むのと同じ理屈だ。

  2台持ち(ともにホワイトプラン) 1台目+ダブルナンバー
基本使用料 1960円(980円×2) 1820円(980円+840円)
S!ベーシックパック代 630円(315円×2) 315円(1台分)
パケット定額代(下限) 2058円(1029円×2) 1029円(1029円+0円)
合計 4648円 3164円

 以上、さまざまな方法を駆使して、仕事で必要な通話分はしっかり会社に負担してもらおう。

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