16. ワールドイズユアーズ / スP
鉄風Pの「ハイパーワールド」をサンプリングしたテクノポップ。前後左右に「持っていかれる」伸びやかな音が気持ちいい。アレンジはスP。初音ミクなどVOCALOIDだけではなく、ボコーダーを使用した曲も多い。時田さんに「人」と6回言ってもらったものをサンプリングした、という意味不明な企画から作られたアングラDUB「人」はかなりの傑作。
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17. はいぽせしす / よよP
「仮説A」という歌詞からはじまる、キュートで胸が苦しくなる大人のポップソング。耳をくすぐる電子音源が心地よく、いつまでも聴いていたくなる。曲はよよPこと、Denkitribe。KORG ElectribeやKAOSSIRATORなどの演奏動画をYouTubeに掲載していることでも知られている。
18. もみじ / アニメーターP
エレクトロニカサウンドによる童謡「もみじ」のカバーソング。正統派のエレクトロニカにすっとぼけた声が重なってくるのはかなりの快感だ。曲はビデオアートにも定評のあるアニメーターP。エレクトロとアコーディオンを組み合わせたイントロが気持ち良い「斥力」もぜひ聴いていただきたい。
19. ピロリ菌のうた / ピロリロP
いよいよ何でもアリになってきた感があるが、キュートなリコーダーがやみつきになるピロリ菌の歌。曲はかわいらしいテイストに定評のあるピロリロP。同時に複数のプロデューサーが同じテーマで作曲するという企画を主催、「きみに☆スプラッシュ」を投稿した。90年代ポップスが好きな方はぜひ。
20. Atturpore / なっとくP
最後を飾るのは完全にアングラサウンドの圧力系ドラムンベース。ビデオアートを観ながら大音量で聴くと本気でトリップ出来るドラッグサウンドだ。使用しているVOCALOIDソフトは鏡音レンなので企画の趣旨とはややズレるが、まあよいではありませんか。曲はテクノにエレクトロニカにドラムンベースにガバなど、多彩に活動するなっとくP。「プライド」や「帰ってきた物理屋」を聴いてみると、この並々ではない才能の一端が分かるはず。
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