日付と通し番号を組み合わせて伝票番号を振りたい
関数を使って、「処理日」と「番号」を組み合わせた伝票番号を自動的に生成してみます。「番号」は1日の中での通し番号になっているので、これだけで「○月○日の何番目」かがわかります。
「処理日」の日付をTEXT関数で6桁の数字にしたものと、「番号」にTEXT関数で「-」と「0」を付けたものを伝票番号にする。2つのTEXT関数の結果は「&」でつないで表示。表示形式を「yymmdd」とすると、西暦の年(下2桁)、月、日がそれぞれ2桁で表示される
2つのTEXT関数を使っていますが、1つは「年/月/日」の形式で入力された日付から「/」を取り除き、年、月、日をそれぞれ2桁表示にするためのTEXT関数です。
もう1つは通し番号の頭に「-」と「0」を付けるためのTEXT関数です。この2つの関数の結果を「&」でつなげて伝票番号にします。
知ッ得――
今日の日付を手早く入力するには?
納品伝票管理表で処理日に今日の日付を入力するには、[Ctrl]+[;]キーを押すのが速くて正確。この操作をすると今日の日付が「2006/4/1」形式で入力されることになる。
TEXT関数なら曜日も一発表示!
日付から曜日を表示するには「セルの書式設定」画面を使う方法があります(過去記事を参照)。ただし、セルに日付を用意し、そのセルに表示形式を設定する2つの手順が必要です。
そこで、TEXT関数を使って曜日を表示してみましょう。この方法ならTEXT関数を入力するだけで曜日を表示できます。
「セルの書式設定」を使う方法ではセルには日付データが入力されていました。一方、TEXT関数を使った場合、表示は曜日になっていてもセルに入っているのはTEXT関数の式です。
表示形式を「"aaa"」とすると曜日が「日、月、火……」の形で表示される。ほかに「"aaaa"」で「日曜日、月曜日、火曜日……」、「"ddd"」で「Sun、Mon、Tue……」、「"dddd"」では「Sunday、Monday、Tuesday……」の表示にすることもできる。
式ではなくセルに曜日を入れておきたいときには、下記の「知ッ得コラム」のようにすると、式は消えてセルに直接曜日が入力されるようになります。
知ッ得――
計算結果を入力値にするには?
関数式や計算式の結果を入力値にするには、式の入ったセルを選択した状態で[F2]キーを押し、そのあと[F9]キーを押す。
[Enter]キーで確定するとセルの式は削除され、計算結果だけが残る。
本記事は「アスキードットPC 2006年5月号」の特集記事を元に、編集・再構成したものです。
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