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連続トークセッション「コミュニケーションデザインの未来」第3回

上陸間近! グーグル・Androidが携帯とクラウドをどう変えるか?

2009年05月08日 20時41分更新

文● アスキー総合研究所

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5月21日(木) 慶應義塾大学 三田キャンパスで開催

 1998年に検索エンジンとしてスタートしたグーグルは、創業時には「ウェブ上の情報」だけだったのが、7ヵ月後には「世界中の情報」をサービスの対象としました。2001年にはiモードにも対応。同社の企業理念である「Googleが発見した10の真実」には、「情報を探したくなるのは机に座っているときだけではない」と、モバイルの重要性がうたわれています。

 2002年、グーグルはAPI公開を開始して、緩やかに、しかし確実にコンピューティングの世界を変え始めました。それが、2007~2008年に「クラウド・コンピューティング」として浮上したといえます。

 グーグルの携帯機器プラットフォーム「Android」(アンドロイド)は、無償で誰でも携帯電話を開発できる環境として、こうしたコンピューティングの大きな変化の中で生まれてきたものなのです(関連記事1)。2008年9月、米国でAndroid端末「T-Mobile G1」が発表されました(関連記事2)。今年の夏には世界各国でAndroidの新端末が登場し、日本でのAndroid端末の登場も間近と言われています。

 Androidによって、どんな新しい携帯電話が生まれ、操作性やサービスはどう変わっていくのか? ソフトウェア開発者の位置づけや、携帯電話メーカーと携帯電話キャリアの構造にどのような影響を及ぼすのか? そして、ユーザーの手の中にある端末はモバイルの将来をどう変え、そこにはどのようなビジネスチャンスがあるのでしょうか。

 本トークセッションでは、Androidの開発者グループである「日本Androidの会」の丸山不二夫会長(早稲田大学大学院情報生産システム研究科客員教授)にAndroidの本質をうかがいながら、ユーザーインターフェイス分野の研究開発で知られる慶應義塾大学環境情報学部の増井俊之教授とともに、モバイルとコンピューティングの5年後を探ります。

丸山不二夫

早稲田大学大学院情報生産システム研究科客員教授、
日本Androidの会会長


 東京大学、一橋大学大学院卒業。1987年に稚内に移住し、「最北端は最先端」をモットーに、新しいIT技術にいち早く対応した、先進的なIT教育を展開。2000年より稚内北星学園大学学長。2004年、社会人のIT技術者を対象とした東京サテライト校を設置。

 毎年東京都内で開催される「丸山不二夫レクチャーシリーズ」は、Javaを始めとする最先端技術を紹介する場として有名IT企業の後援を集め、好評を博している。一方でネパール、バングラデッシュ、ベトナム、中国などアジア諸国でのIT技術の普及にも尽力。また、SOA/Javaエバンジェリストとしても知られている。


増井俊之

慶應義塾大学環境情報学部教授


 ソニーコンピュータサイエンス研究所、産業技術総合研究所、米アップルなどを経て現職。文章を入力する際に、過去の履歴などから次の入力候補を予測して例示するシステム「POBox」の開発で知られる、ユーザーインターフェイスの研究・開発者。


■日時
5月21日(木)19:00~21:00(開場18:30)
■会場
慶應義塾大学 三田キャンパス
北館ホール
(東京都港区三田2-15-45)
■主催
・株式会社アスキー・メディアワークス アスキー総合研究所
・株式会社ワイアードビジョン
・慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
■協力
・日本Androidの会
■構成
<第一部>
 「Androidスーパー入門+最新トピック」
 ※携帯・ネット・IT関係者に最適のレクチャー+Q&A
<第二部>
 「Androidで広がるモバイルとクラウドの将来」
 ~日本Androidの会の丸山不二夫氏と語る~
 対論:慶應義塾大学環境情報学部 増井俊之教授
■参加費
5000円(税込)

  申し込みはこちらから

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