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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第93回

猫撮影 確認しておきたいキホンの「キ」

2009年03月19日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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 実を言うと、ローアングルは縦位置の方が不精して撮れる。

 こんな風に右手を上にだらんと垂らすだけである。

しゃがんで右手を前に出してそのまま90度傾けただけ

横からアップで。こんな風に持ってます

上の持ち方で撮った写真(2009年3月撮影 カシオ「EX-FC100」)

 これだとカメラを持ち替える必要もないし、何よりも楽チンなのだ。不精しすぎかも、というくらいしゃがんで手を伸ばすだけで縦位置ローアングル。

 もちろんこんな撮り方をしてると液晶モニタがほとんど見えなくなることもある。最新モデルはけっこう視野角が広いが、それでもきつい。その辺は、おおむね構図が確認できればOKという精神で。モニタが全然見えないときは、勘で撮ります。勘。

 猫って人間が動くとどうしてもそれに反応しちゃうし、シャッターチャンスは待ってくれないので、できるだけその場から動かないで撮りたい。これならしゃがんで腕を伸ばして、猫との距離や撮影角度を変えながら撮れる。そういう意味では、デジカメのおかげで撮影アングルはより自由になったのだ。良い時代である。



筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は 3月26日掲載予定

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