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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第94回

ほふく前進でじわりじわり 狩りモードの猫

2009年03月26日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

いきなり部屋の端でぐっと頭を沈めて準備した大五郎。ダッシュする前兆である。何を狙ってたのかはナゾ(2006年10月撮影 キヤノン「Powershot S3 IS」)

 猫って用心深くて警戒心が強い動物なんだけれども、「狩りモード」に入ると周りが一切見えなくなるのである。

 狩りモードにはだいたい2つのパターンがあるようだ。ひとつはその場でぐぐっと頭を沈めて、ダッシュする準備である。気を付けてるとけっこうよく見かける。飼い猫でもよくある。短距離選手のスタートみたいなもんだと思えばいい。しばらくするとダッと飛び出すはず。冒頭の写真みたいな感じ。このダッシュ直前の真剣な顔がなかなかよい。

 もうひとつは、ターゲットに見破られないよう少しずつ近付いていく、人でいえば「ほふく前進」。お腹が地面に付くくらい姿勢を低くして、ばれないように、そぉーっと近付いていくのだ。

 ターゲットに集中してるから、近くまで寄っても気づきやしない。

そろりそろりとターゲットに近寄る猫。首から背中にかけて一直線になってるのがカッコいい。猫的ほふく前進(2008年12月撮影 キヤノン「IXY DIGITAL 20 IS」)

 で、この白黒の猫が狙ってたのは、鳥。本気なのか遊びなのか、結局あっさり逃げられてしまったけれども、じわじわと近付いていく様がなかなかかっこよかったのである。

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