ポケベル打ちに対応
文字入力は自社の“Mobile Rupo”を採用する。推測変換や予測変換に対応するほか、記号の連続入力や、押し過ぎたキー入力を1つずつ戻せる逆順入力といった機能を搭載する。また、2つの数字キーの組み合わせで、カナ文字1文字を表現するいわゆる“ポケベル打ち”での入力にも対応する。
“Mobile Rupo”による予測変換、推測変換に対応 | 漢字かな入力モードのまま別の文字種を入力できる“英数カナ変換”を利用できる |
ポケットサイズのOpera搭載ケータイ
W31Tは、パケットの定額プランを利用できるWINシリーズで最薄の20mmを実現したこと自体で、十分な魅力がある。だがそれ以上に、定額でパソコン向けサイトを閲覧できる、持ち歩きやすい薄型端末を実現した点こそ、最大の価値といえる。通信速度は最大2.4Mbps、実際の速度でも多くの場所で300kbps程度で、十分実用に耐えられる。一方Bluetooth機能も、必要な人は限られるだろうが、例えば対応ヘッドセットの価格が1年ほど前の2万円前後から8千円程度まで下がるなど、利用のハードルは低くなっている。
ソフトウェアに関しては、ガイド表示などで操作に迷うことも少なく、ほかのメーカーの端末と比べてわかりやすい作りとなっている。欲を言えば、カメラ機能は236万画素と高画素なのだが、暗所での撮影が不得手な点が少々残念だ。
全体的に実用性の高い機能を搭載しつつ、使い勝手がいいため、薄型やPCサイトビューアーなど、どれかひとつでも機能に魅力を感じたならオススメできる端末だ。
国語/英和/和英辞書アプリ“辞スパ”も健在
国語(約4万語)・英和(約6万語)・和英(約3.6万語)の辞書を搭載 |
従来の東芝端末から引き続き、国語/英和/和英辞書のアプリケーション“辞スパ”を内蔵する。辞スパは、普通に語彙を検索できるほか、メールの編集中に検索結果を貼り付けることも可能。なお、本体の“辞スパ”を利用する際には、同梱の辞書データ(約6.4MB)が収録された16MBのminiSDメモリーカードを本体に挿入する必要がある。また、付属するCDから辞書データをパソコンにて別のminiSDカードにコピーすることで、同梱のminiSD以外でもW31Tにて“辞スパ”を利用可能だ。そのほか、新しい機能として携帯電話に不具合があった場合、ソフトウェアをauショップでなくとも、機能メニューからネットワーク経由で書き換えられる“ケータイアップデート”に対応する。
W31Tの主なスペック | |
製品名 | W31T |
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ディスプレー | メイン:約2.4インチ微反射型TFT液晶ディスプレー(240×320ドット、396文字) サブ:約1.1インチ(112×112ドット) |
カメラ | 有効236万画素CCDセンサー |
外部メモリー | miniSDカード(16MBカード同梱) |
連続通話時間 | 約200分 |
連続待受時間 | 約280時間 |
本体サイズ/重さ | 幅50×奥行き20×高さ103mm/約116g |
対応する主なEZweb関連サービス | EZチャンネル、EZムービー、ムービーメール、EZ「着うた」、EZ「着うたフル」、EZナビウォーク、EZアプリ(BREW) |
本体カラー | ブルークォーツ、ソルティーホワイト、ターマックグレー |