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W31T

W31T

2005年07月19日 00時00分更新

文● 島 徹

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(株)東芝の「W31T」は、auの夏モデル5機種のうちでも実用性を重視したモデル。最大2.4Mbpsのデータ伝送速度に対応し、パケット通信料定額制プランを持つ第3世代携帯電話サービス“CDMA 1X WIN”の端末としては唯一、厚みが20mmという待望の薄型ケータイとなる。ここでは、定額で利用できるウェブブラウザーの“PCサイトビューアー”、ワイヤレスハンズフリー通話を可能とするBluetooth 1.1通信機能など、薄型ボディに詰め込まれた魅力的機能を中心に紹介する。

スマートデザインのWIN最薄ボディ

閉じたところ 開いたところ
サイズは幅50×奥行き20×高さ103mm/約116g。背面の小型液晶パネル側に備え付けられたスピーカーは4×5mmほどの穴の奥に配置され、中には斜めのラインが凸状に3本配置される。穴の中に目立つゴミが入った場合は、スポイトやブロアーで取り除く必要があるだろう

 ボディは20mmと薄いうえ(※1)、アンテナは内蔵タイプなので引っかかりがなく、胸ポケットにもスムーズに入れられる。ただ、有効236万画素のデジタルカメラや2.4インチ液晶ディスプレーをはじめとした多くの機能を搭載するハイエンドの端末のため、ローエンドの薄型端末と比べれば、持つと見た目よりも重く感じる。例えば、CDMA 1X対応機種の「A5505SA」の厚みはW31Tと同じ20mmだが、重さは約102gとW31Tよりも約14g軽い。

※1 現在販売中のCDMA 1X WIN対応機種の厚みは23~28mmで、26mm前後の機種が多い

数字キー部分のレイアウト比較
数字キー部分のレイアウトの比較。右から2番目がW31T

 端末を開くと、2.4インチの大型液晶パネル(240×320ドット)が目に入る。数字キーは余裕のあるスペースに12×6mm(実測)の大きいキーを配置し、押しやすいデザインとなっている。しかし、一番上と一番下に配置されたキーの中心から中心までの距離が60mm(実測)と広くなっており(※2)、手が小さいと少々使いづらく感じる場合もあるだろう。miniSDカードスロットは数字キーの前面手前と、握ってしっかりと保持しながらminiSDカードを挿入または取り出しやすい位置に配置されている。

※2 55mm程度の機種が多い



東芝は、背面液晶の周囲をぐるりと囲む一筋のラインを“ワンストロークデザイン”と呼んでいる 20mmの薄型ボディ。サイドキーは簡易ライトや、マナーモードのON/OFFのほか、カメラやミュージックプレーヤーの起動と操作も可能
東芝は、背面液晶パネルの周囲をぐるりと囲む一筋のラインを“ワンストロークデザイン”と呼んでいる20mmの薄型ボディ。サイドキーは簡易ライト(背面液晶パネル上部)や、マナーモードのON/OFFのほか、カメラやミュージックプレーヤーの起動と操作も可能
着信ランプは青一色。WINロゴが光る miniSDカードスロットはキー下に配置
着信ランプはCDMA 1X WINの“WIN”のロゴ部が光るデザインで、色は青一色のみとなるminiSDカードスロットは数字キー手前に配置

 充電台(クレードル)は平置きのタイプを採用し、auの携帯電話では標準的な、端末側のイヤホンやケーブル接続端子を塞がない形状となっている。従って充電中でもイヤホンで着うたフルの聴取や、データ通信ケーブルでパソコンと接続してのモバイルデータ通信などを利用できる。

充電台はイヤホンやケーブル接続端子を塞がないタイプ
充電台はイヤホンやケーブル接続端子を塞がないタイプ

ACアダプターは標準セットに付属しない

「共通ACアダプタ01」。価格は945円
「共通ACアダプタ01」。価格は945円

 充電器(ACアダプター)は2005年4月発売の「W31S」から別売りになっているが、W31Tでも別途必要になる。KDDIが用意しているのは「au共通アダプター01」(945円)という製品で、W31S以降に発売された製品(一部機種を除く)であれば、CDMA 1X WIN/CDMA 1X対応機種ともに使用できる。今後発売されるauの携帯電話の充電器は、au共通アダプター01の仕様に統一される予定だ。



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