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PFU、IDカードなどの両面スキャンにも対応したA4スキャナー『fi-4120C2』など2製品を発売

2004年09月02日 19時33分更新

文● 編集部

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(株)ピーエフユーは2日、企業向けのA4対応両面スキャナー“fiシリーズ”の新製品として、IDカードやポイントカードなどの両面スキャンも行なえる自動給紙機構(ADF:Automatic Document Feeder)を搭載した『fi-4120C2』と、フラットベッドによる読み取りにも対応した『fi-4220C2』の2製品を発表した。価格は、『fi-4120C2』が12万円(税別)、『fi-4220C2』が24万円(税別)。同日付けで販売を開始する。出荷開始は21日。同時に『fi-4120C2』専用オプションとしてインプリンタ『fi-412PR』も販売する。価格は8万円(税別)。

『fi-4120C2』と『fi-4220C2』
『fi-4120C2』(左)と『fi-4220C2』(右)

『fi-4120C2』は、既存モデル『fi-4120C』の機能強化モデル。新機能として、IDカードやポイントカードなどのISO7810に準拠したカード(縦53.98×横85.6mmで厚さ0.76mm)のスキャンを行なえるのが特徴。両面読み取り速度も2倍となり、A4カラー原稿(縦)を毎分50面(150dpi)読み取ることが可能。さらに、“原稿裏当て(Background)白黒切り替え機構”を搭載したことで、サイズの異なる原稿を事前分別できる“自動用紙サイズ切り出し機能”や、傾いて挿入された原稿の画像を補正する“自動斜行補正機能”が利用できるようになっている。そのほか、原稿の厚さを検出する“IRセンサー”と長さを検出する“光学方式センサー”を搭載しており、原稿のマルチフィード(重送)による読み取りミスを防止できるとしている。

光学解像度は600dpiで、CCDは表面/裏面用の2個を搭載する。出力解像度は50~600dpi(1dpi単位で指定可能)。A/D変換は10bit(1024階調)。長尺読み取りは684mmまで対応している。インターフェースはUltra SCSIとUSB 2.0/1.1を装備する。電源はAC100~240Vで、消費電力は28W以下(省電力モード時6W以下)。本体サイズは幅301×奥行き168×高さ158mm、重量は3.5kg。

専用オプションのインプリンタ『fi-412PR』は、帳票入力などの業務向けのインクジェットプリンター。スキャナー本体に装着することで、読み取った原稿に英数字/記号などの識別番号を印字できるようにする。最大40桁の印刷が行なえる。これにより後日、原本照合を行なう際に、書庫などから原稿を探しやすくなるとしている。

『fi-4220C2』は、ADFを利用したA4両面同時スキャンに加え、フラットベッドによるスキャンも行なえるようにした上位モデル。CCDは表面/裏面/フラットベッド用の3個を搭載する。基本的なスキャン機能は『fi-4120C2』と同等。インターフェースはUltra SCSIとUSB 2.0/1.1。本体サイズは幅302×奥行き569×高さ229mm、重量は8.0kg。消費電力は38W以下(省電力モード時6W以下)となる。

同社では、今後1年間に全世界で20万台の販売を予定しているという。

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