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日本ビクター、家庭用ハイビジョンビデオカメラ“デジタルハイビジョンムービー”『GR-HD1』を発売

2003年01月22日 16時58分更新

文● 編集部

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(株)日本ビクターは22日、世界初の家庭用ハイビジョンビデオカメラ“デジタルハイビジョンムービー”(愛称)として、『GR-HD1』を3月上旬に販売を開始する。価格はオープン。編集部による予想販売価格は40万円前後(周辺機器を含む)。

『GR-HD1』
『GR-HD1』

『GR-HD1』は、新開発の“1/3型118万画素プログレッシブスキャンCCD”と独自の駆動方式を採用し、ミニDVテープにデジタルハイビジョン映像(750/30p)とプログレッシブワイド映像(525p)の記録を行なえるのが特徴。記録方式はMPEG-2を採用する。レンズには光学10倍ズームレンズ(F1.8~1.9/f=5.2mm~52mm:HDモード時は35mm換算で40.3mm~403mm)を採用し、光学式手ブレ補正システムを装備する。撮影モードは“HDモード”(750/30p)と“SDモード”(525p)のほか、従来のデジタルビデオカメラと互換の“DVモード”を切り替えられる。映像出力は、HDモードやSDモードの画像をハイビジョン方式(1125i)に変換する“アップコンバータ機能”や、従来の放送方式(525i)に変換する“ダウンコンバート機能”を利用して、各種のディスプレーに表示することができる。映像信号記録はデジタルコンポーネント記録で、音声信号記録はMPEG-1 layer2(16bitステレオ1チャンネル)。静止画はJPEG(DCF準拠)。電源はバッテリー/ACアダプター。消費電力はHD/SDモードで8.0W/9.7W(液晶ディスプレー使用時)。連続撮影時間(ファインダー使用時)は、バッテリーに『BN-V416』を使用した場合が約1時間15分(実撮影時間約37分)、『BN-V428』が約2時間15分(実撮影時間約1時間8分)、『VU-V856KIT』では約4時間50分(実撮影時間約2時間25分)。入出力端子は、i.LINK(IEEE1394)、USB、D、ヘッドホン、マイク、DC、AV/S/編集を装備する。本体サイズは幅114.5×奥行き271.5×高さ99mm(ハンドル含まず)、重量は約1270g(撮影時重量は約1490g)。

オプションのアクセサリーキット『VU-HD1K』(価格は4万8000円)には、デジタルハイビジョン映像に対応し、フレーム単位の編集が行なえる“MPEG2-HD”編集ソフト『MPEG Edit Studio Pro 1.0 LE』、IEEE1394を利用して“MPEG2-TS”のキャプチャーと書き戻しを行なうソフト『HD Capture Utility』、オーディオデータコンバーター『Audio converter』、DVD-Videoディスク作成ソフト『ImageMixer DVD』、インターネットTV電話ソフト対応のドライバーソフト『USBビデオストリーミングドライバ』が同梱される。対応機種は、CPUにPentium 4-1.3GHz以上(2GHz以上推奨)を搭載したモデル。対応OSは、Windows XP(プレインストール版)。キットにはほかに、ACアダプター/チャージャー、バッテリーパック『BN-V428』、リモートコントロールユニット、リモコン用単4乾電池×2、SDメモリーカード(8MB)、CD-ROM、専用USBケーブル、AV/S/編集コード、編集延長コード、D端子コード、音声延長コード、ショルダーストラップ、専用ハンドル、レンズキャップが含まれる。

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