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【Apple Expo 2002 Vol.2】熱気はニューヨーク以上――2年ぶりのジョブズ来仏に盛り上がる

2002年09月12日 00時00分更新

文● 林 信行

■2年ぶりのApple Expoは大盛況

米アップルコンピュータ社のスティーブ・ジョブズCEOの基調講演と同時に、Apple Expo 2002が開幕した。会場はパリ南部の大型イベント会場“ポート・デ・ベルサイユ”のホール4だ。パリの来場者は2年ぶりのApple Expoを暖かく歓迎しており、現地のMac雑誌、『Mac Info』もジョブズの写真を1面大写しにした号外を出してApple Expo開催を祝った。

Mac Info号外「戻ってこられてうれしい」という見出しのMac Info号外。会場の入り口で無料で配られている。ジョン・ルビンスタイン(Jon Rubinstein)副社長らのインタビューも載っている

規模が縮小傾向にある“MACWORLD EXPO/NEW YORK”や“Macworld Conference & Expo/Tokyo”とは対照的に、2年ぶりのApple Expoはかなりの盛況だ。前回は、空きスペースになっていた場所もすべてブースやミニステージで埋め尽くされている。公式には出展者数250社となっているが、1個のブースで複数の会社が出展していることもあるので、実際にはそれよりも多そうだ。来年も同じペースで出展者が増えたら、とてもこの会場だけでは収まりそうにない。

来場者も多く、せっかくの広い通路も午後になると、人にぶつからずには歩けない。確かに一昨年も、Mac OS X Public Beta購入の行列はすごかったが、同じくらいの人混みがそこかしこにできている。アメリカや日本で盛り上がっていたMac熱は、今やヨーロッパに移りつつあるのかも知れない。

そう、Apple Expoは開催地こそフランスだが、来場者がフランス人とは限らない。実際、ヨーロッパ最大のMacイベントというだけあって、イギリスやドイツなどヨーロッパ中のMacユーザーが集まってくる。ブースに立つ展示員もバッジに国旗のシールを貼って、何語がはなせるかを分かるようにしている。アメリカ系メーカーが集中するあたりではイベント運営者が用意した英仏の通訳係が巡回している。

■Appleブースの目玉は、Jaguar、iCal、iSync

Apple Expoの雰囲気はMACWORLD EXPOとはかなり違う。今年は特にそうだ。通常アップル関係のイベントでは、アップルのブースが入り口に近い一番いい場所を大きなブースで陣取っている。しかし、Apple Expoでは、サードパーティーブースの長い軒先を通ってやっとアップルブースにたどりつく。

入り口付近から撮った会場風景
これは入り口付近から撮った会場風景。はるか遠くの右上、“iChat”のアイコンが見えるのがアップルブースだ

それだけにイベントの主役もサードパーティーという印象が強い。アドビシステムズ社やマクロメディア社など、最近、MACWORLD EXPOに出展しなくなった大手メーカーも、こちらApple Expoにはしっかりと出展している。

とはいえ、やはり気になるのはアップルブースだ。まずはここからレポートしよう。アップルブースといえば、世界のどこで開かれるイベントでも、テーブルの設置位置がミリメートル単位で決まっていると言われているが、Apple Expoのブースはまったく違う。おそらく、これはいつも使われているブース機材が、ほぼ同時期に開催中の“Seybold Seminars San Francisco 2002”で使われているからだろう(実は去年Apple Expoが中止になった原因はテロの影響で、このブース機材の輸送が難しくなったため、とも言われている)。カーペットの色も違えば、USBやFireWire周辺機器が並ぶ、ドーナツ型の展示型もない。

アップルブース
これがApple Expoのアップルブース
いつものとはちょっと違う
いつものアップルブースに似ているようでちょっと違う。オープンスペースが広く開放感があるが、午後2~3時のステージでは、それでも人が溢れている

展示のメインは、『Mac OS X v10.2』、通称“Jaguar”だ。
“Rendezvous”、Quartz ExtremeといったMac OS Xの主立った機能が書かれた展示スペースがあり、それを体感できるようになっている。例えばQuartz ExtremeをデモするMacにはGPUとCPUにかかっている負荷を比較できるメーター計ソフトが動作していた。

今回のExpoにあわせて配布が始まった『iCal』や、今月末からベータ版の配布が始まる『iSync』の展示も人気が高い。なお、iSyncの展示ではMACWORLD EXPO/NEW YORKと同様にソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ社の端末『T68i』が使われていた。

GPUとCPUにかかっている負荷をタコメーター表示
GPUとCPUにかかっている負荷をタコメーター表示して、Quartz Extremeの威力が分かる特別なソフト(画面右下)
iSyncのデモでは『T68i』
iSyncのデモではMACWORLD EXPO/NEW YORK同様に『T68i』が使われていた

アップルブースの隠れた目玉は“Xserve”かもしれない。Xserveそのものは、これまでにも日米のさまざまなイベントで展示がされてきたが、今回のイベントではXserve用にデザインされたRAIDユニット『XRAID』が筆者の知る限り初めて展示されていた。

『XRAID』
大型イベントでは初めての展示となる『XRAID』。発売は年内を予定している

中央のブースではiCalをはじめとするアップルのデジタルハブソリューションがフランスと英語で紹介されている。

アップルはこれ以外に会場内の数ヵ所に特設“Apple Store”を設置し、出展者の展示を見て製品が欲しくなったユーザーに応えていた(製品を直接売っているわけではなく、ウェブでオーダーするだけ)。なお、2年前にMac OS X Public Betaが売られていた壁際には巨大なApple Storeが設けられ、Mac OS X 10.2の即売を行なっていた。

アップルのブースもなかなかの盛況だが、Apple Expoの主役はあくまでもサードパーティー。Windowsユーザーにもお勧めの製品が目白押しだが、それは次のレポートでお伝えしたい。

Mac OS X 10.2の特設販売コーナーが……
2年前にMac OS X Public Betaの即売をしていたあたりでは、Mac OS X 10.2の特設販売コーナーが……

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